こちら、スンチョン炭鉱労働者物資生産事業所です。事業所では自力で色々な用途に使われる石鹸を生産していますが、炭鉱労働者や使用者の好評を博しています。
石鹸の生産に欠かせない苛性ソーダを、セメントのフライアッシュから抽出した苛性カリで代用しています。スンチョン市には大規模なセメント工場がありますから原料の心配が先ずありません。
石鹸の生産で油は極めて重要なものです。
スンチョン炭鉱労働者物資生産事業所 作業班長 チェ・ヨンミョン
「油の解決策は何か、また、少量でも洗浄力の強い石鹸を作るには、いろいろと考えた挙句、食品加工の廃棄物や廃油、地元に豊かな木の実をもって油を搾り、油の原料を賄っています」
そればかりか叡智を集め合って地元の土を以って、少量の油でも洗浄力を倍に高める材料を作る方法を探し出しました。これで生産正常化は元より品質も高まりました。
石鹸の生産過程に出る廃棄物も見逃していません。
スンチョン炭鉱労働者物資生産事業所 労働者 リ・ソンイル
「これが事業所で生産するミネラル微量要素複合肥料の原料です。この二つは、石鹸の生産過程に出る副産物です。あれはスンチョン地方のミネラルの豊かな土です。この複合肥料を温室などに導入して見ましたが、トウモロコシやニンニクがいい出来を見せました。捨てるものは一つもなく、残らずリサイクル化して複合肥料も作るのですから、これに越したことがありません」
事業所の人誰もがこう言っています、「リサイクル化の実益を得ている」と。
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