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朝鮮の北国のハムギョン北道にプリョンという山間部の郡があります。ここの人たちには1つの自慢話があります。
－プリョン郡で生産されるノートはとても良いです。
－プリョン郡の紙はピョンヤンで生産される製品に劣らない。
プリョン製紙工場はさほど大きくありませんが、いろいろなノートや各種サイズの紙を高いレベルで生産できる土台がきちんと揃えられた宝の工場となりました。工場が一新したのは支配人、つまり工場の責任者のキム・チョルスさんの努力を抜きにして考えられません。
10年前、工場の支配人に任命されて工場を把握したキムさんの心は晴れませんでした。工場で生産される紙の質が劣っているのでした。
－地場産業工場だといって決して劣ってはならない。工場の生産工程を近代的に改築しよう。
こう思い、キムさんは工場の生産技術工程を改築する決心を固めました。といっても、除隊将校であるキムさんにとって一番の難問は、紙の生産についての科学技術の知識が乏しいことでした。それでキムさんは夜を日に次いで紙の生産工程の原理と特性、世界のトレンドを始め、紙についての科学技術を習得し始めました。食事を取るのも忘れて、郡の図書館に閉じこもっているキムさんに、「図書館の熱誠読者」と言うあだ名が付きました。
キムさんはピョンヤンにある人民大学習堂も訪ねて、進んだ紙の生産技術を習得しました。こうして抄紙機の生産工程を新しい科学技術に依拠したものに変えました。そして地場産業工場の紙の生産工程では見られない新しい技術工程を1つ1つ構築しました。地元に豊かな原料を解決できるいろいろな技術も開発しました。
その間、キムさんにはまた1つ、「博士支配人」と言うあだ名がさらに付きました。キムさんが研究し、導入した紙の生産技術は全国的な科学技術祭典で何度も評価されました。キムさんのひたむきな努力によって数年前、プリョン製紙工場は見事なほどに増改築されました。
工場で生産される良質のノートにはプリョン郡にそびえるミンサという峰のラベルがついています。キムさんは成果に慢心することなく、紙の生産で国中の覇権を握る野心を持ってハッスルしています。
キム支配人のお話です。
「これからやるべきことも多く、目標も膨大なものです。私は科学技術を万能の霊験として、工場の全ての生産工程をリニューアルするつもりです。それで紙の生産をさらに活性化し、人民の文化生活に大いに寄与したいです」
（今日の朝鮮）
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