![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
ピョンヤンにチャンサン・スポーツ団というのがありますが、そこに1人の娘の監督がいます。スケートのショートトラックのキム・ジョンミ監督です。監督のキャリアは6年、スポーツ団の監督にしては、始まりに過ぎない期間です。しかし、これまでジュニア選手権と共和国選手権などの国内戦で多くの弟子たちがランキング入りを果たしました。
現役選手を終えて監督になったキムさんの第1戦は、6年前のジュニア選手権でした。当時、対抗チームの監督たちは、キムさんを主たるライバルとは見なしていませんでした。現役選手として国内選手権を何度も保持し、国内外の競技で数十個のメダルを獲得した経歴はあるものの、選手の時の成果が監督の実績に繋がるのではないからでした。
しかし、この大会でキムさんは監督としての資質と能力をはっきり示しました。キムさんの率いるチャンサン・スポーツ団の女子チームで数人が細部種目のランキング入りを果たしたのです。娘の監督の華やかなデビューにみな驚きましたが、キムさんは満足しませんでした。選手の時に果たせなかった世界選手権保持の夢を弟子たちが実現してくれることを願ったのです。
－国の名を世界に馳せる選手を育てなければ－
こう決心してキムさんは選手の育成に精魂を傾けました。一番もどかしいのは、監督の要求が若い選手にそのまま受け入れられないことでした。キムさんは事柄の一般的な原理と基礎技術の訓練の内容を結びつけ、粘り強く指導しました。そうした中、選手の認識力が高まり、技もめきめきと上達しはじめました。
科学的な方法で着実に指導するキムさんの努力により、前途有望な選手が増え続けています。
（今日の朝鮮）
 |
