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共和国のハムギョン北道*1チョンジン市*2に大規模製鉄所のキムチェク製鉄連合企業所があります。銑鉄、圧延鋼材など各種鉄材を生産するところです。
キムチェク製鉄連合企業所の主任技師補佐、労働英雄と功労技術者の称号を受けたソン・ホンチョルさんのお話です。
「製鉄所では偉大な金正日総書記の遺訓どおり、熱間圧延生産工程などの現代化に粘り強く取り組んできました。国家科学技術委員会とキムチェク工業総合大学などの科学者、技術者との緊密な連携を保ち、新たな加熱技術と無効電力保障技術の導入など多くのところの現代化に励んで成果をあげることができました」
熱間圧延生産工程の現代化が本格的に進められたのは3年前のチュチェ99（2010）年3月からでした。当時、製鉄所では重油による加熱炉で圧延鋼材を生産していました。この加熱炉のままでは圧延工程の現代化は言うまでもなく、生産の正常化も不可能でした。
自力で加熱炉を改造しよう、これが労働者と技術者みなの決心でした。みなは奮起しました。国家科学院とキムチェク工業総合大学などの青年科学者、技術者が大いに手伝いました。試行錯誤を重ねた末、国内の原料による新型の高温空気燃焼式の加熱炉の製作に成功しました。国に与える利益も大でした。こうして始まった熱間圧延生産工程の現代化です。
国家科学院の研究者チョン・チャンファンさんのお話です。
「私たち青年科学者の夢と理想は何でしょう。わが国、わが祖国の繁栄に実質的に役立つ価値ある科学研究で成果を収めることではないでしょうか。それで、キムチェク製鉄連合企業所に行って熱間圧延工程の現代化に情熱の限りを尽くしているのです」
労働者と科学者、技術者は製鉄所の実情に即して自力で圧延ローラーの生産工程を作る大胆な目標を掲げ、新技術によってそれを成功させました。結果、輸入に頼っていた圧延ローラーを自力で生産し、鋼材の生産もさらに増やしました。
労働者と技術者は無効電力保障装置も新しく開発して多量の節電を可能にしました。これは決してたやすいことではありませんでした。製鉄所の人たちはその日々に、決心すれば先端技術も十分突破できるという自信が付きました。
製鉄所の人たちは今、熱間圧延工程の最後の段階である完成圧延機の油圧化の実現に愛国の心を惜しみなく捧げています。まもなくキムチェク製鉄連合企業所の熱間圧延工程の現代化は完成し、より多くの鉄材が生産されるでしょう。
