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－私は囲碁を持って共和国の旗を世界に翻すつもり！
これはピョンヤンのモランボン区域*1ミンフン小学校*2に学ぶオ・ユミョンさんの夢です。今年10歳のオさんは5歳の時から囲碁を習いました。囲碁を習い始めてから3ヶ月ぶりに市の競技で4位になり、レフェリーを驚かせました。そして1年後には全国競技で2位になり、またまた注目を浴びました。
ピョンヤン市囲碁教育院のパク・ヘンウンさんのお話です。
「オ・ユミョンさんに5歳の時から囲碁を教えていますが、同じ年頃の子に比べ、1つを教えれば2つ、3つを先んじて考え、また説明するのも正しく理解し、競技に応用する能力も並外れています。いくらでも立派な囲碁選手になれると思います」
パクさんはオさんのために私心のない努力を傾注しました。ややこしい囲碁の用語の変わりに童心にあった言語を探し出すため夜を明かし、実力派の相手との競技を通して、囲碁の手を身につけるようにしました。またオさんが自分なりの競技の進み方を考え、競技の後には勝ち負けの原因を探してみるようにしてから長短所を分かりやすく説明してやりました。
オさんの囲碁の手は日1日と磨かれ、その過程に色々とエピソードも生まれました。高熱の中でも競技を続けて1位になり、観戦者をあっと言わせたこと、勝どきを上げるまで挑み続けて、兄と姉の間で「がんばりや」とかわいがられたことなどなど。オさんは毎年、行われる大小の競技にもれなく参加していますが、驚くことにいつもランキング入りしています。金メダルだけでも10個以上です。
母のリ・ヨンシルさんのお話を聞いてみましょう。
「主人もそうだし、私も仕事が忙しくて娘のことに関心を向けませんでした。先生たちが親代わりになって石の置き方から始めてひとつひとつ教え、強い心も育ませました。親は国のために名を残してほしいと言う思いから、ユミョン、有名と言う名をつけてやりましたが、そのように生きるよう教え導いたのはありがたい先生たちです」
今もオ・ユミョンさんは先生たちの援助の中、新たな囲碁の手を覚えています。
オさんが打つ囲碁の小さな石は美しい夢へと近づいていく「踏み石」になるでしょう。
（今日の朝鮮）
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