卒業論文のバックアップ(No.1)

卒業論文

朝鮮で郡は農村と地方の活動全般を直接指導する統一的指導の拠点、都市と農村を結びつける拠点です。郡は政治、経済、文化の各分野にわたって地域的拠点としての役割を果たすすべての条件が揃っています。

偉大な金正日総書記は金日成総合大学に通っていた時、「社会主義建設における郡の位置と役割」という不朽の著作を発表して、偉大な金日成主席が明らかにした郡の位置と役割に関する思想を科学的・理論的に完璧に論証し、豊かにしました。

チュチェ53（1964）年1月のある日、金日成主席は金正日総書記と共に農村を現地指導しながら話し合ったことがありました。話は社会主義農村問題の最終的解決のためのテーゼの構成と内容へと進みました。

総書記は主席が教えたように農村問題は都市と農村の差、労働者階級と農民の階級的差をなくしてのみ、最終的に解決できると言いました。主席は総書記の理路整然とした定義に満足の意を表しました。

暫くして主席は執筆中の論文の進み具合について聞きました。総書記は主席がチャンソン連席会議で行った結語と今、執筆中の農村テーゼの思想を指針として、主に経済学の面から郡の位置と役割に関する問題を取り扱うつもりだ、と答えました。すると主席は立派な論文になれると言いました。

総書記が卒業論文を完成した時のことです。主席は一番先に論文を見て、とても立派だ、見事に書いた、掘り下げたものなので大学の先生たちもびっくりするだろうと言いました。

そしてこれまで革命を行う過程にマルクス・レーニン主義創始者の本はもとより、共和国のひとかどの教授、博士が書いた本はほとんど見ているが、このように現実の要請が最も正確に盛り込まれた論文は未だに見ていない、こうした立派な論文は思想理論の天才だけが書ける、と言って高く評価しました。

その後、主席は論文「社会主義建設における郡の位置と役割」を見た時のことを感慨深く思い起こし、その論文を読んで感動の余り、すぐ言葉が出なかったと言いました。

チュチェ53（1964）年3月、金正日総書記は論文を発表しました。論文は総書記の先見の明と科学的な洞察力に魅せられた教員と学生の絶賛を博しました。

このように金正日総書記は20代初めにして、もはや国家の発展の戦略が明記された論文を著した思想理論の天才、大家でした。

（偉人伝）

2018年の記事