前途有為の選手の後進を育てる

今年7月、カザフスタンで行われた2019年アジア・ジュニア・レスリング選手権大会女子43キロ級で、朝鮮のチャン・ジンヒャン選手が金メダルを、女子40キロ級でキム・ジンア選手が銅メダルを獲得しました。

2人ともピョンヤン・スポーツ団の青少年スポーツ学校に通っています。このスポーツ学校の生徒は数百人で、サッカー、重量挙げ、レスリング、柔道、ボクシング、バスケットボールなど10余りのクラブでスポーツ技術を磨いています。学校では多くの優秀なスポーツ選手が輩出し、中には国際競技の金メダリストもいます。

キム・ウォンチョン副校長のお話です。

「学校では前途有為の後進を育てるために、頭が切れて種目別の適性体質を持つ子供たちを全国の小学校、初級中学校から年齢別にスカウトし、先を見通して系統的に育てています。スカウトされた子供たちには、基礎技術の会得に主眼を置きながら、年齢や心理に合うトレーニングをさせています」

生徒たちは種目別の基礎理論と実技の教育を受けます。実技の教育でインストラクターは個別指導に力を入れ、めいめいが1つ以上の特技を見に付けるようにしています。毎月、生徒たちの体力と技術力を指標別にチェックして対比分析し、それに基づいて新規の訓練法を設定しています。また、関係機関のスポーツ科学研究者と協力して新たな訓練法と器材を取り入れています。

インストラクターは生徒の性格発展の面にも注意を払っています。こうした科学的な教育方法によって生徒の実力はさらに高まり、毎年、競技での成果も上がっています。今年、国内ジュニア選手権大会だけでも10人余りの生徒がランキング入りしました。

専門家はピョンヤン・スポーツ団の青少年スポーツ学校での後進育成の展望がとても楽観的だと言っています。

（今日の朝鮮）

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