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ピョンヤンの都心を流れるテドン川*1に氷が張り、柳で緑いっぱいだった岸辺も冬枯れしています。寒風が身にしみるこの冬も、ムンス遊泳場の中には夏の光景が広がっています。まぶしい日差しが差し込む屋内遊泳場に入ると、屋外と同じく遊泳施設が揃っています。
ガイドさんのチョン・ヨンヒさんのお話です。
「夏はもちろん冬も、このように多くの人々が遊泳場を訪ねています。時間が経つのも忘れて遊泳を楽しんでいますが、その数は日に日に増えています」
先ず案内されたのは、水泳プールです。来客は泳ぎがとても上手で、まるでスイミング選手のようです。しばらく立っていますと、はしゃぐ子供たちの笑い声が聞こえてきました。
数寄を凝らした子供のプールです。子供たちは水鉄砲を撃ったり、水を掛け合ったりして、遊泳に夢中になっています。ここだけではありません。母親の手を取ってばた足を使う子供たち、母親たちは満面に笑みをたたえています。
年寄りたちは、清い水を湛える超音波水槽に浸かって、ゆったりと時間を過ごしています。若者たちは、波乗りや滝浴びを楽しんでいます。
一番の人気は滑り台です。急流を滑り降りながら、嘆声を上げる人たち、その格好も様々で、笑いを誘います。本当に、清らかな水と共に、喜びと笑いいっぱいで、誰もが嬉しい気分です。
遊泳場に隣り合う体育館では、色々な試合が行われています。バレーボールやバスケットボール、バドミントン、卓球の試合が熱気を帯びて行われ、1点を挙げるたびに、歓声が沸きあがっています。
子供たちはトランポリンの上でサーカス俳優のように宙返りなどをしており、「登山家」たちは崖登りに挑戦します。どこを見ても喜びと楽観に満ちた人々の笑い声が響き渡っています。
「バドミントンでびっしょり汗をかくと、涼しい滝浴びがしたくてね、遊泳場に行くところでした。このように、遊泳やバスケットボール、バレーボールなど色々な運動をするので、本当に楽しいです」
「時間が経つのも忘れてしまいました。急流滑りと波乗りが一番面白いです」
「家族と共にたびたび遊泳場に来ていますが、今年の夏もここで楽しむつもりです」
「祝日や休日は必ずここを訪ねますが、いざ来ると帰りたくない、また来たい所です」
幸せに満ちたムンス遊泳場を後にしながらふと考えてみました。
いざ来ると帰りたくない、また来たい所、四季を通して笑いの花が咲くところ所*2！
本当に人誰もが生活の一部分として親しみを感じているここムンス遊泳場なのです。
（今日の朝鮮）
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