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皆さん、共和国では4月1日が入学式の日です。それでこの日は祝日のように賑わいます。新しい制服とランドセル姿の子供たちがうれしそうに町を闊歩し、新入生を歓迎する在学生と先生たち、そして父兄で学校は祝日ムードに包まれます。
ピョンヤン市*1マンギョンデ区域*2のソングジャという町*3に住むリ・ソンオクさんのお話です。
「子供たちは入学式の日を指折り数えて待っており、うれしさのあまり夜も眠れません。親たちの喜びも大きいものです。昔から親たちの一番の心配事は子供を勉強させることだと言われてきましたが、それだけ子供の勉強にはたいへんな手間がかかるということでしょう。しかし、共和国では国家が親たちのこの心配事をすべて受け持って解決してやっています。子供たちを無料で勉強させ、制服やカバン、学用品などをちゃんと揃えてくれていますからね。家の事ひとつを見ても無料教育のお陰で3人の子みなを小学校と中学校、大学まで勉強させました。今はまた、4人の孫と孫娘に変わりなく国のこの配慮が寄せられています。考えれば、本当にありがたい入学式の日ですね」
共和国では教育を民族の将来を左右する根本問題の一つとみなしています。共和国では数十年前から全般的11年制義務教育を実施しました。国中の小学校には学校に入る前の1年間の幼稚園での教育を受けた子供たちが入学します。
昨年、共和国では、全般的12年制義務教育を実施する法令が新しく公布されました。全般的12年制義務教育制度は全般的11年制義務教育制度の発展段階で、中等一般教育システムの新たな高い段階だと言えます。
教育の発展に常に第一義的な関心を払っている共和国では毎年、新学年度を迎えて国と社会レベルの学校に対する支援が活発に行われています。今年もこれまでどおり、国中のすべての学校に新型の教具と備品、実験器具と生物標本、スポーツ機材と楽器類が数多く供給されました。また、新しい教科書と参考書が出版されました。
金日成総合大学とキム・チェク工業総合大学などの大学も科学技術の世界的趨勢に即して最新教育設備を充実させ、専攻科学技術科目の教育のレベルアップを目指しています。さらに小学校から大学まではもちろん、全ての形の教育は無料で行われており、大学と専門学校の学生には返上なしの奨学金が支給されています。
国の深い配慮の中、喜びが増すばかりの朝鮮の入学式の日です。
