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チュチェ102（2013）年3月1日付の「労働新聞」に、敬愛する金正恩総書記がチンダルレ児童基金のチンダルレ・サファリニ会長*1に贈り物を送ったというニュースが載りました。ではチンダルレ・サファリニ会長はどんな女性でしょう。
今から30数年前、駐朝パレスチナ大使ムスタファ・サファリニさん夫婦は偉大な金正日国防委員長に感謝の手紙を送りました。大使夫婦は手紙に、10年間も子を産めず、悩んでいた自分たちが金正日国防委員長の指導と関心の中、建てられた産科病院のピョンヤン産院でかわいい女の子を儲けたことを書きました。そして、昔から子を産めば最も深い学識を持つ尊敬する方に名をつけてもらうパレスチナの慣わしどおり、国防委員長が名付け親になってほしいと懇願しました。
国防委員長は大使一家のおめでたをわがことのように喜んで、「チンダルレ」と娘の名をつけてやりました。そしてチンダルレさんの誕生日には決まって贈り物を送りました。チンダルレさんにとって国防委員長は一国の指導者である前に、愛情を注ぐ父親そのままでした。それでチンダルレさんはチュチェ100（2011）年12月、国防委員長の訃報に接した時、成長した自分の姿を父親に見ていただけないもどかしさで、涙を流しました。
チンダルレさんは心の中で、国防委員長の願いどおりに両国の友好のため良いことをたくさんする決心を固めました。2013年2月、チンダルレさんは金正恩総書記に手紙を送りました。手紙でチンダルレさんは、チンダルレ児童基金を設立するよう励ましてくれ、支持してくれた総書記への心からの感謝の念を吐露し、結婚する自分を祝ってほしいと願い出ました。
手紙を受けた金正恩総書記は、朝鮮とパレスチナの友好のためにより良いことをして、金正日国防委員長自らがつけてやったチンダルレという名をいつまでも輝かせることを願うとのお祝いのメッセージを送りました。そして婚礼衣装など貴重な贈り物を送るようにし、結婚式を祝う代表団も派遣しました。
チンダルレ児童基金の理事であるオム・ソングクさんのお話です。
「私も結婚式お祝いの代表団に加わりました。式をあげる前に金正恩総書記からの贈り物が手渡されました。結婚式に参加した人たちは金正恩総書記がチンダルレさんに贈り物と共にお祝いのメッセージまで送るとは想像もできませんでした。参加した人たちは歓呼の声を上げ、親指を見せて、チンダルレさんは本当に恵まれている、一般の女性が一国の指導者に祝福されるとは、と言って、感激を禁じえませんでした」
偉人の祝福と変わることなく続く優しい恩愛を胸いっぱいに感じ、チンダルレ・サファリニさんは感謝感激の涙を流しました。そして心に誓いました。朝鮮とパレスチナの友好の花にもっときれいに咲く、とです。
ちなみにチンダルレとはツツジと言う朝鮮の言葉です*2。
（世界と朝鮮）
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