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朝鮮では社会生活の全般で人民の利益を最優先、絶対視しており、人民の福祉増進のためにすべてを尽くしています。
ある年、偉大な金正日総書記がピョンアン北道*1サクチュ郡*2の人民生活について詳しく調べたことがありました。その時、金正日総書記はサクチュ郡で他の加工食品はふんだんに供給されているが、食用油だけはその需要を満たさずにいることを知りました。
総書記は郡の人に会って、サクチュ郡の人たちの食用油をどうすればまかなえるか、相談に乗りました。例の人はこれといった妙案が浮かばず、新しい土地を探し出して大豆をもっとたくさん植え、油脂林も多く造成する方法で解決してみると言いました。
この話を聞いた総書記はそのような方法では食用油の問題を解決できない、サクチュ郡で生産される穀物の中で基本はトウモロコシなので、トウモロコシを総合的に加工し処理してはどうかと聞いてみました。
そして、トウモロコシでは加工米と麺類も作り、パン類と水飴、キャンディーとビスケットも作るべきで、トウモロコシの芽では油も絞らなければならない、郡で生産させるトウモロコシを加工して、その芽を100パーセント回収するなら、油の原料を充分解決できるだけでなく、今より油の生産を何倍も高めることが出来るだろうと嬉しそうに言いました。
その後、総書記はサクチュ郡に有能な科学者、技術者を派遣して、郡の食用油の生産を数十倍も増やせる対策をとりました。
金正日総書記が教えた食用油の問題の解決策、それは人民愛が生んだ妙案でした。
（偉人伝）
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