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世界最初の鉄甲船は朝鮮の亀甲船です。亀甲船は1413年に建造され、その性能が確かめられました。16世紀末、リ・スンシン将軍は技術者たちと共に、従来の造船技術に基づいて亀甲船を威力ある艦船に完成しました。亀甲船と呼んだのは、へさきは竜の頭、胴体と船尾は亀のようにして、全体として亀の形をしていたからです。
社会科学院歴史研究所の研究室主任キム・ソンホさんのお話です。
「亀甲船は1592年から1598年まで朝鮮人民が日本侵略者を退けて戦った中世の大規模な反侵略戦争である壬辰戦争の時、サチョン海戦を始め多くの海戦でその威力を余すところなく発揮しました。亀甲船は当時、いかなる砲撃にも耐えられるよう表面が鉄甲になっており、覆いに釘が出て､敵兵が船に上がれないようになっていました」
竜の頭のへさきから､硫黄と硝石を燃やした霧のような煙を噴き出して､敵兵を混乱させました。亀甲船の兵士は外を見られますが、外からは内を覗き込めないように設計されていて、数百隻の敵艦の間を行き来しながら砲を撃つことができました。
亀甲船は､大きさと形､そして速度と安全性において､海戦に適しており、当時としては一番威力ある艦船でした。このように、朝鮮の先祖たちは、世界最初の鉄甲船である亀甲船を作り出して、領海を固く守りました。
亀甲船は､朝鮮人民の愛国心と英知を垣間見せる貴い文化財の1つです。
（観光）
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