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「アリラン」は古くから広く歌われてきた朝鮮民族の代表的な民謡です。
民謡「アリラン」は恋人と別れなければならない悲しみ、恋人への懐かしい思いと再会の希望など、男女の間の愛情を描くことで、明るい世の中で幸せに暮らしたいと言う人々の願いを表しています。美しく、柔らかいメロディーはそのまま朝鮮民族の感情と精神を見せていると言えます。
この歌「アリラン」は長い歳月をかけて、朝鮮民族と喜びと悲しみを共にしてきました。20世紀前半、日本の植民地支配下でありとあらゆる不幸と苦痛をなめなければならなかった受難の時、朝鮮民族はこの「アリラン」を民族のシンボルとみなしました。
当時、ドイツで行なわれた夏季オリンピック大会のマラソンでソン・ギジョン選手が優勝した時も朝鮮人民は民謡「アリラン」を歌って民族性を示しました。民族の文化財を大事にし、輝かせてきた偉大な金日成主席と偉大な金正日総書記の正しい導きによって、民謡「アリラン」は固有の民族的特色を生かして世紀を継いで人々の間で広く歌われ、色々な形の芸術作品としても見事にアレンジされました。
歌謡「強盛繁栄アリラン」、「チョル峰アリラン」、「統一アリラン」など時代の息吹と人民の感情が込められた新しい形の「アリラン」の歌が出ました。民謡「アリラン」をモチーフにしてチュチェ91（2002）年4月、金日成賞を受賞した大マスゲーム・芸術公演の「アリラン」が世界的な大傑作として創作され、毎年、盛況でしたし、チュチェ96（2007）年8月にはギネスブック入りを果たしました。
民族遺産保護指導局のリ・リョンイさんのお話です。
「古い歴史を持つ民謡『アリラン』はチュチェ103（2014）年11月、『人類の無形文化遺産の代表的目録』に正式に登録されました。これは共和国で始めて世界無形文化遺産に登録されたこととなります。ユネスコはこのことを伝える文で次のように紹介しました。『アリランは家庭と親友、集団だけでなく、主な契機と祝日など多様な契機に歌われるポピュラーソングである。アリランは口頭で伝えられ、潤色される過程に多くの伝統の形式と管弦楽、現代音楽の形式として存在している。アリランは柔らかく、叙情豊かなメロディーの中で離別と再会、悲しみと喜び、幸せについて歌っている。アリランは社会関係をさらに強固なものにして、相互の敬意と平和な社会の発展に寄与する』本当に『アリラン』は朝鮮民族の自慢です」
今、「アリラン」は北と南、海外の朝鮮民族皆を民族分裂の苦痛を一日も早くなくして統一をもたらすための闘いへと励ましています。「アリラン」を通して世界は朝鮮民族が一つの言語と文化を持つ単一民族であり、民族自主の旗の下、団結して必ず、統一なった栄える朝鮮を築くであろうことを実感しています。
朝鮮人民の英知宿る世界の無形文化遺産「アリラン」は人類の文化の宝庫を豊かにし、人々の間で広く歌われています。
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