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西海岸地区のナンポ市*1オンチョン郡*2にクムダン協同農場があります。稲作が基本であるこの農場では、果樹栽培業と畜産業も営んでいます。
偉大な金日成主席は晩年のチュチェ83（1994）年6月、ここクムダン里*3を現地指導しました。当時、ここでは異常気象で日照りが続いていました。主席は田畑に設置した新しい灌水施設を見て、日照りの被害を防ぐための対策を講じました。
そして、農民にとって基本は農作だ、そのためには作物の肥培管理をきちんとしなければならないと言いました。また、田畑を見て、気候条件にかかわらず、作物を丈夫に育てるための方法を長時間に渡って教えました。
かんかんと照り付ける6月の日差しもいとわず、干拓地での作物の肥培管理のコツも教え、穀物の生産を増やすために労苦の限りを尽くす主席の姿を仰いで、周りの人たちは胸の奥から熱いものがこみ上げてきました。その後、クムダン里は日照りの被害を受けませんでした。
農場の人たちは、気候と地帯の条件に合う新たな営農方法を積極的に取り入れ、灌水システムもさらに完備しました。そして、干拓地を肥やして、肥沃な土地に変えました。
田畑を目の前にした山の麓には、モダンな住宅が立ち並び、農村は色々な果樹に覆われて、まるで一幅の絵のようです。主席が農場を訪れて、その行く手を明らかにしたので、クムダン里は今、暮らしよい所に変わり、社会主義にふさわしい美しい景観が広がりました。
クムダン里は、農業の発展に尽くした金日成主席の不滅の業績を末永く伝えるでしょう。
（偉人伝）
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