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指導者は人民を天のごとくみなし、人民は指導者を心から信頼して慕い、運命をすべて委ねるのが朝鮮の一心団結です。
チュチェ102（2013）年3月、敬愛する最高指導者金正恩委員長がチャンジェ島*1の人民軍の中隊を訪れた時のことです。視察を終えて船着場に戻った金正恩委員長は、岸辺まで見送りに出た軍人たちとその家族から長いこと目を離せませんでした。
そして、同行した人たちに、チャンジェ島を守る中隊に2度目に来たが、情が移ってしまった、今日見たもの全てを忘れられないようだ、昨年8月、チャンジェ島に来て帰る時、軍人たちとその家族が腰まで及ぶ海の中に入って、長いこと手を振って私を見送ったことが気にかかっていた、今日、また海の中に入らせてはならない、と言いました。
またもや訪れて配慮の限りを尽くした金正恩委員長を見送りたいのは、島の中隊の指揮官と軍人、家族みなの思いでした。船のところにゆっくりと足を運んでいた金正恩委員長は、後を追っている中隊の指揮官に、軍人たちを整列させて「気をつけ」と号令をかけなくては、ここで別れの挨拶を交わそうと言いました。
指揮官は、ついてくる軍人たちに振り向いて、どうしたら良いかまごつきました。金正恩委員長は、号令をかける前には帰るまいと言わんばかりに立ち尽くしていました。やっと、指揮官が喉を詰まらせて号令をかけました。けれど、軍人たちは従いませんでした。手を振りながら、冷たい水の中に飛び込む指揮官と軍人たち、つまずきながらも岸辺にどっと駆け出す家族と子供たち*2。
金正恩委員長を仰ぎ、声を限りに叫ぶ「万歳」の歓呼は波の音を抑えていつまでも響き渡りました。
（今日の朝鮮）
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