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朝鮮の北部国境地帯を流れるトゥマン川*1。そのトゥマン川のほとりにムポ*2というところがあります。
ムポ革命史跡地の解説係キム・ウンジョンさんのお話です。
「偉大な金正日総書記は1971年9月4日、ここトゥマン川のムポの釣り場で、主席の革命思想を金日成主義に定式化する遠大な構想を練りました。その時、トゥマン川にはいわながたくさんいました。随員たちは時の経つのも忘れて釣りに興じていました。しかし、総書記だけは深い物思いにとらわれてじっと座っていました。随員の一人がそばに近寄ると人の気配に気づいた総書記はこういいました。君たちの言うとおり、ムポの景色は本当に素晴らしい。このように釣り糸をたれていると考えあぐねていたことが、ぱっとひらめいたりする。随員はその時初めて、総書記が今まで釣りではなく、何か深く考えごとをしていたと知りました」
この日、総書記は随員たちに、偉大なチュチェ思想が世界数億の人々の心をとらえているというのに、わたしたちはいまだに主席の革命思想を金日成主義として定式化していない、主席の革命思想はいかなる古典とも比較できないほど幅広く深遠なものだ、といいました。解説係のお話です。
「金正日総書記はトゥマン川の流れが永遠であるように、金日成主義はわれわれの時代を代表する革命の唯一の指導思想であり、未来の社会でも光を放つ偉大な革命思想だ、といいました。実に深い意味が込められた言葉でした」
それから数年経ったチュチェ63（1974）年2月19日、偉大な金正日総書記はおよそ10年にわたる思想理論活動と、ムポの釣り場で練り上げた遠大な構想を現実のものとし、主席の革命思想を金日成主義として定式化し、全社会の金日成主義化を朝鮮労働党の最高綱領として宣言しました。ムポの釣り場にはその日のことを伝えるムポ革命事績碑が建てられています。
金正日総書記の思想・理論活動は、敬愛する金正恩元帥によりそのまま引き継がれています。元帥は主席の革命思想、総書記の革命思想を、金日成・金正日主義として定式化し、全社会の金日成・金正日主義化を朝鮮労働党の最高綱領として打ち出しました。
金正恩元帥の卓越した思想・理論活動により、金日成・金正日主義はわれわれの時代の偉大な指導思想としてさらに光り輝くことでしょう。
