#author("2017-03-15T12:50:57+09:00","default:pop hok","pop hok")
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*平壌冷麺 [#w749cf40]
古くから知られているピョンヤン名物のうち、第一に挙げられるのが、''ピョンヤン''冷麺です。

19世紀前半に、封建時代の朝鮮の年中行事と民俗資料を記した「''東国歳時記''」という本によりますと、そばに大根や白菜のキムチの汁をかけ、そこに豚肉を入れたのが冷麺で、中でも中西部地方の冷麺が一番よかったとかかれています。

ピョンヤン冷麺が有名になったのは、麺、汁、具、そして、器と盛りつけなどに一連の特徴があるからです。ピョンヤン冷麺は主にそば粉を使います。そば粉は、その栄養成分により、昔から、健康食品として知られています。そば粉の麺は、腰が強すぎず、丁度よい歯ごたえで、特にその風味が、食欲をそそります。

ピョンヤン冷麺は、その汁にも特徴があります。冷麺は、ピョンヤンの有名なトンチミ、キムチの一種ですが、トンチミの漬け汁や肉のスープをかけるので、ほかの地方のものより、甘酸っぱく、後味がさっぱりしています。

又、ピョンヤン冷麺は器と盛りつけにも特徴があります。平たい真鍮の器に盛られた冷麺は、食べる人の食欲をそそります。盛り方は、器に汁を少し入れ、麺を山盛りに盛った後、その上に、キムチ、肉、卵、ナシ、キュウリなどの順に具を載せ、最後に、細かく刻んだねぎと糸唐辛子を散らした後、汁をたっぷりとかけます。

ピョンヤン冷麺は、味はもちろん、豪華な盛り付けにより、朝鮮のそばの代名詞、伝統の食べ物を代表する名物のひとつとなっています。ピョンヤン冷麺は、朝鮮人民はもとより、海外同胞と外国人にも好評です。

レストラン、オクリュ館((玉流館(옥류관 オンリュグァン)は、朝鮮民主主義人民共和国平壌市中区域にある朝鮮料理レストランである。平壌冷麺の店、外交の場として国際的に著名で、同国を代表する規模と格式を持つ店とされている。'''(Wikipedia)'''))でピョンヤン冷麺を食べてみた海外在住の朝鮮人と外国人は、ピョンヤン冷麺は優れた朝鮮の伝統の味がそのまま生かされている名物だ、冷麺の醍醐味を味わったと口をそろえています。

今も、ピョンヤンのオクリュ館、チョンリュ館((清流館:同じ平壌市内にある玉流館とともに朝鮮民主主義人民共和国の代表的な店となっている。'''(Wikipedia)'''))、ピョンヤン冷麺専門食堂など多くの食堂で、ピョンヤン冷麺は一番のメニューとなっています。

みなさんも、ピョンヤン冷麺の本場オクリュ館で、是非、一度味わってみてください。

RIGHT:'''2013年の記事'''
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''ピョンヤン冷麺''は歴史の古い朝鮮民族固有の食べ物です。主にそば粉を水でこねて細長く伸ばした食品ですが、その調理法によって冷麺と温麺、ピビムそば、スパゲッティに似たものです、そしてフェそば、メンタイなどを刺身のように調理して盛り付けに利用するそばです、このように色々ありますが、中でも名を馳せるのはピョンヤン冷麺です。

ピョンヤン冷麺が有名なのはその成分の特徴にあります。麺の材料、スープの独特な味、麺を盛る器、ボリュームたっぷりの盛り付け、飾りなどがピョンヤン冷麺の特徴です。ピョンヤン冷麺は主にそば粉を使います。そば粉は、その栄養成分により、昔から、健康食品として知られています。そば粉の麺は、腰が強すぎず、丁度よい歯ごたえで、特にその風味が、食欲をそそります。

ピョンヤン冷麺は、その汁にも特徴があります。汁のベースは肉汁ですが、牛肉、豚肉、雉肉を一緒に煮込んだもので、そこに、トンチミというキムチの漬け汁をまぜて、完成させます。トンチミは大根で漬けるキムチの一種で乳酸発酵食品です。甘み、うまみ、酸味、香りがミックスされたこの汁が冷麺の味の引き立て役なのです。

ピョンヤン冷麺はその器もとてもユニークです。昔からの風習で、冷麺は必ず真鍮で出来た冷麺用の器に盛ります。それは、真鍮が健康によいばかりか、冷麺をピカピカの金色の大皿に盛ると見た目にもおいしく、冷たい汁とともにひんやりとした感触が伝わるからです。

冷麺を器に盛るのにも順序があります。まず器に少量の汁を流し入れ、適量の麺を盛った後、その上にキムチ、肉、卵、なし、きゅうりなどの順に積みあげ、刻みねぎ、糸唐辛子などで飾り付けたあと最後に冷たい汁を注ぎます。

ピョンヤン冷麺は、味はもちろん、豪華な盛り付けにより、見た目にも食欲をそそります。香ばしい匂いとつるつるとした腰、さっぱりした汁、そして独特な味とボリュームたっぷりの盛り付けにより、ピョンヤン冷麺はピョンヤンの名物とされています。

ピョンヤン冷麺の味を見た外国人や海外に住む朝鮮人も、ほかでは到底真似のできない独特なものだと賛辞を惜しまず、何杯もお代わりしています。そして帰国してもクッスという冷麺の朝鮮語を忘れないと言います。

先祖代々伝わる伝統の味と香りを誇るピョンヤン冷麺は朝鮮の民族料理の一つとして世界にその名をとどろかしています。

RIGHT:'''2015年の記事'''
LEFT:[[ピョンヤンのチャングァン飲食店街]]
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//130916_ピョンヤン冷麺
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