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朝鮮のピョンアン北道*1チョンジュ市*2に愛国者家庭と呼ばれる家があります。タルチョン洞*3に住むシン・ジョンウンさんの家庭です。
シンさんの家の庭や周辺の小山には色々な花の潅木や木が生い茂っています。春ともなればよろずの花が咲き乱れ、夏は緑に覆われ、秋になれば野生の果物がたわわに実って風致を引きたてます。このような美しい風致は一年や二年の間にできたものではありません。40数年もの間のまじめな努力によるものです。
シンさんの家庭では代々、愛国が家風となっていました。家族の皆が故郷をより住みよい所に作ろうと代を継いで山林造成に努めてきました。専門知識や経験が別にあったからではありません。自分の故郷は自分の手で美しく作らなければ、国の全ての山々を緑いっぱいの黄金の山、宝の山に変えるに微力ながら尽くしたい、この愛国心に燃えて、進んでこの仕事を始めたのです。
ところが、育苗や木の栽培は、容易ならぬことでした。良種の苗木を手に入れるため、また、育苗方法を学ぶため有名な育苗場や専門家を訪ねて遠い道もためらいませんでした。また、育苗の分厚い参考書を夜深くまで読みながら知識を習得し、ときには、原因の知らない病気で枯れる苗木を生かすため野外栽培場につきっきりで真心を尽くしました。
そのうち、実践で一つ一つ経験を積んで行きました。育苗と木の栽培を科学的に行う豊かな知識も身につけました。このように実践を通して経験と知識を絶えず積み、野外栽培場で毎年数十種数万本の充実した苗木を育てました。そして、丹念込めて育てた苗木を家の周辺の空き地や小山に植え、その一帯を緑に覆わせました。これに満足せず、多量の苗木を数十回も全国各地に送りました。
シン・ジョンウンさんはこう語ります。
「私たちはこれからも、全党、全軍、全人民が立ち上がって山林復旧戦闘を力強く展開することについての労働党の気高い意図にのっとり、木をもっと沢山育てます。故郷を緑豊かな黄金の山、宝の山に変えるのに全てを尽くします」
故郷の森を丹念込めて育てる清らかな人たち。シンさんの家庭のような人が多いので、近いうちに朝鮮の全ての山々は黄金の山、宝の山に変わるでしょう。
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