チマ・チョゴリが得意の店のバックアップ(No.4)

チマ・チョゴリが得意の店　ポトンムン・チマ・チョゴリ店

民族の特色が立派に生かされ、時代の感覚、女性の好みにもあった民族衣装チマ・チョゴリ、朝鮮の女性の中で益々需要が高まっています。

ピョンヤンにあるポトンムン・チマ・チョゴリ店、子供服、婚礼衣装、老人服を問わず民族衣装が得意なので、いつも女性で賑わっています。この店では毎日沢山の注文を受けています。学校を卒業したばかりの若い娘さんの普段着、結婚式で着る花嫁衣裳と、注文が殺到しますが、年齢もまちまち、好みもまちまちです。

大体20代、30代はピンク色、黄色、オレンジ色、赤色など、明るくすがすがしい色合いの、長くふっくらとした味わいを持たせたチマが好きです。40代、50代は水色、とき色、クリーム色など淡くゆかしい色の腰にまわす裾の広い、コリチマが好きです。

チュン区域*1のトンソンという町*2に住む中年のコ・ミンスンさんは言います。

「私はこの店が大好きです。第7回全国朝鮮衣装展で1位となったチマ・チョゴリを見て訪ねて以来、季節ごと色々なデザインのチマ・チョゴリをあつらえていますが、注文にぴったりで本当に気に入っています」

毎年開かれる全国朝鮮衣装展で1位を譲らない、と言うことで、この店が一層有名になったようです。店は月100件の注文に応えていますが、色とデザインに独特な味わいがあって、とても好評を博しています。

責任者のヨ・ソンオクさんによりますと、店では週1回の技術合評会で経験を語り合ったり、お客さんの意見をまとめて見たりしながら技術・技能水準を高めているとのことです。その過程に、どんなデザインのものでも見事に作り出すチマ・チョゴリの名人になった、という訳です。

民族衣装の伝統を生かし、現代感覚にも合ったチマ・チョゴリをあつらえる人は増える一方で、ポトンムン・チマ・チョゴリ店は忙しい毎日を送っています。

2013年の記事