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*金剛山の4大滝 [#l61c8c7b]
朝鮮の名山、クムガン山((金剛山（금강산）))には大小さまざまな滝がたくさんあります。その中でも、''クリョン''、''シブイ''、''ピボン''、''オクヨン''という滝は、昔からクムガン山の4大滝と呼ばれて来ました。

クリョンの滝は朝鮮の3大滝の一つに、クムガン山の4大滝の中でも一番に数えられています。雷のような音が谷間を揺るがし、億万の真珠を散らしたような水しぶき、白の絹地をたらしたような水柱はとても壮快な眺めです。70メートル以上の落差を持つクリョンの滝はそれこそ、天下の絶勝と言えます。大きな石臼のような滝つぼをクリョンヨンと呼び、深さが13メートルもあります。ここでクムガン山を守る9匹の竜が棲んでいたという伝説から、クリョンの滝、クリョンヨン((九龍淵（구룡연）))と呼ばれます。ここで、ヨンは淵の字を書きます。

シブイの滝は落差289メートル、クムガン山の4大滝のうち、高さが一番に数えられています。切り立つ絶壁を12回も折って数珠繋ぎに流れ落ちると言ってシブイの滝と呼んでいます。峨峨たる絶壁から流れ落ちる滝を見上げますと、まるで天からたらされた絹の反物が風に揺れるようです。昔から｢白い虹」とも呼ばれたゆえんでしょう。

ピボンの滝は、流れ落ちる滝水が岩にぶつかって霞みとなり、それがあたり一面を覆う時はまるで翼を広げた鳳凰が長い尾を振りながら天に舞い上がるようだと言ってそう呼ばれています。高いてっぺんは雲の浮かぶ天についているようで、流れ落ちる水は少し降りてきたところの窪んだところにぶつかって白い霞となり、その一部がそのまま落ちますが、それがまた壮観そのものです。落差139メートルです。

オクヨンの滝はオクニョ峰とヨンラン峰から流れ落ちる水が合わさって落ちるところだと言ってそう呼ばれています。滝水は滝壁の石臼のようなところに少しとどまっては２段に折れて雪の粉のように流れ落ちます。勢いよく流れ落ちる水柱が周りのうっそうたる森と調和して奥深く、美しい景観をなしています。

このようにクムガン山の滝は千差万別の峰峰と渓谷、岩などと溶け合って名勝の美しさに彩を添えています。

RIGHT:'''2016年の記事'''
LEFT:[[クムガン山の4大瀑布]]、[[クリョンの滝]]
LEFT:[[クムガン山の4大瀑布]]、[[クリョンの滝]]、[[ピボンの滝]]
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