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*キム・ジョンホと「大東輿地図」 [#g0ff976a]
''キム・ジョンホ''は19世紀に活躍した朝鮮の名だたる地理地図学者です。早くから地理と地図学に格別の関心を寄せ、多くの本を耽読しました。国の防衛力を強め、人々に自分の国についての知識を与えるため同僚と共に地図の製作に心魂を傾けました。

1834年に、先に作ったのが、「''青丘図''」という朝鮮地図集でした。その後、より具体的な地図を作るため全国各地を巡り歩き、実地の調査と測量をしました。その時、キム･ジョンホは朝鮮で一番高い山であるペクトゥ山((白頭山))に2度も登りました。
1834年に、先に作ったのが、「''青丘図''」という朝鮮地図集でした。その後、より具体的な地図を作るため全国各地を巡り歩き、実地の調査と測量をしました。その時、キム･ジョンホは朝鮮で一番高い山であるペクトゥ山((白頭山（백두산）))に2度も登りました。

こうした苦心惨憺たる努力の末、1861年に朝鮮全図の「''大東輿地図''」を作って出版しました。その後、地図はさらに修正補足され、1864年に再度、出版されました。「大東輿地図」は、総面積が33平方メートルで、基本の図面の縮尺は1対162000です。

地図は22帳からなっています。国土を緯度に沿って22の部分に分け、その一部分を1帳にしました。地図には、山脈、島、港、航路、そして各郡、県の所在地、その境界、交通網、古跡など各部門の重要な資料が詳しく明記されています。

''社会科学院歴史研究所''の研究室主任''チュ･ソンチョル''さんのお話しです。
>｢『大東輿地図』は比較的精密かつ正確で、一定の新たなシステムを整えた地図であり、当時、朝鮮の地図製作と地理学発展の水準を代表しています。そして朝鮮封建末期の歴史地理研究と社会経済の事情を理解する上でも資料としての価値が認められる科学文化遺産の一つです。キム･ジョンホは『大東輿地図』の製作についで、地図の増補版として各郡、県などの行政区域別の資料が詳しく記された『大東地志』という地理の本を出しました」

愛国的な地理学者であるキム･ジョンホが製作した「大東輿地図」は、当代の歴史と地理を今に伝える国宝として保存されています。

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RIGHT:'''2016年の記事'''
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//*キム・ジョンホと「大東輿地図」2
//（観光 2019.12.19）
''キム・ジョンホ''は19世紀に活躍した地理地図学者です。

キム・ジョンホは早くから地理と地図学に深い関心を持ち、一生を地図の製作に捧げました。キム・ジョンホは同僚たちの協力を得て地図の製作に力を注ぎ、1834年に「''青丘図''」という朝鮮地図帳を作りました。そして相次いで「''地球儀''」と「''海座全図''」、「''大東輿之全図''」などを製作しました。

中でも1861年に製作された「''大東輿地図''」は当時としては世界的にもまれな立派な地図でした。大は大きい､東はひがし、輿は大地を意味するこしの字を書いて、東にある大きい国の地図という意味です。

''社会科学院歴史研究所''の研究者''リ・チュンミン''さんのお話です。
>「キム・ジョンホは朝鮮の地理学の近代的発展に寄与した地理地図学者です。当時、出版された『''5洲衍文長箋散稿''』、『''里郷見聞録''』にはキム・ジョンホの科学的才能と『大東輿地図』の利用価値を高く評価する文が記録されています。地図の製作のためにすべてを尽くしたキム・ジョンホの人生は文字通り、国と民族のための真の愛国者の一生でした」

キム・ジョンホは約30年間、全国各地を巡り歩きながら現地調査と実地測量に励みました。その途上で、当時は道もなかった原生林の中を掻き分けてペクトゥ山に２度も登ったと言います。そして、愛する妻が臨終を迎える時にそばにもいけず、不治の病で身動きも出来ない時もありました。しかし、このすべてを乗り越えてキム・ジョンホはついに「大東輿地図」を完成したのです。

地図の総面積は33平方メートルで、縮尺は1：162000です。比較的正確で一定の新しい体系を整えた「大東輿地図」は当時、朝鮮の地図の製作と地理学の発展水準を代表し、封建社会末期の歴史と地理の研究と社会経済を理解する上で大きな価値を持ちます。

国の地理学発展に寄与したキム・ジョンホの「「大東輿地図」は貴重な科学文化遺産のひとつとして伝えられています。

（観光）

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RIGHT:'''2019年の記事'''
LEFT:[[「大東輿地図」とキム・ジョンホ]]、[[強盗そのものの無理主張]]、[[貴重な科学文化遺産「大東輿地図」]]
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