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朝鮮のラソン市*1ソンボン地区*2のウンサン洞*3に原始及び古代の遺跡があります。
社会科学院考古学研究所のリ・ミョンチョルさんのお話です。
「研究所ではラソン市ソンボン地区に対する遺跡の発掘を行いました。ラソン市民族遺産保護部門の人たちとの共同発掘の過程に、原始時代の岩陰遺跡と古代の支石墓2基、住居址1個を発掘し、1000点余りの遺物を見つけました」
岩陰遺跡は高さ3メートル、面積80平方メートルで、朝鮮で初めて知られたとても珍しい遺跡です。この遺跡は海辺の日当たりのよい斜面に位置していますが、土器をはじめ原始時代の人たちの生活の跡がはっきりと残っています。
岩陰遺跡と共に発掘された2基の支石墓は形がそれぞれ違います。ここから未完成の石器をはじめ多くの遺物が出土しました。2基の支石墓は、この地域に及ぼしたピョンヤン地方の古代文化の影響とタングン朝鮮の全盛期の領域を解明する上で重要な意義を持ちます。
古代の住居址も新しい形式で、学界の注目を集めています。従来のものとは違って、岩を利用して支柱を立て、たるきをかけて屋根を覆ったもので、とても丈夫な造りです。住居址の中から数十個の土器と共に炊事場が発見されました。
このようにウンサン洞遺跡は、北東アジアでの朝鮮の原始及び古代文化の主導的役割と学界で空白となっていた朝鮮北東部の古代文化のあり方を解明する上で大きな意義があります。
（観光）
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