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人民大学習堂があるナムサンジェという丘に隣り合わせたチャンデチェと言う丘にピョンヤン学生少年宮殿が位置しています。延べ建築面積が5万平方メートルの宮殿は、チュチェ52（1963）年9月30日オープンしました。当時としてはいくつかの機械工場の建坪に匹敵するとても大きな建物でした。
ピョンヤン学生少年宮殿の建設を発案したのは、偉大な金日成主席です。朝鮮が日本帝国主義者の植民地支配から解放されて2年後のチュチェ36（1947）年10月のことです。新しい国づくりが進んでいた当時、主席は愛国的な商工家たちが献納した建国の喜捨金で子供の宮殿から先に建てることを提案しました。こうして、宮殿の建設が始まりましたが、1950年代の3年間の祖国解放戦争の時、廃墟と化しました。
戦後、宮殿の建設はピョンヤン市復興建設で最優先されました。宮殿の設計図を見た主席は、子供たちに与える宮殿をもっと大きく、もっと立派なものに建てようとし、元の規模より6倍も大きくして完成するようはからいました。
宮殿の建設が本格的に行われていたチュチェ50（1961）年4月のある日、主席は放送から「高く美しい宮殿を首相様が建ててくださる・・・」という子供たちの歌を聞きました。その日の夜更け、主席は建設部門の関係者を呼びました。
ピョンヤン学生少年宮殿のキム・ソンファン副館長のお話です。
「金日成主席は今日、放送で子供向けの番組を聴いたが、どうしてもじっとしてはいられず、夜更けだが、あなたたちを呼んだと言って、少年宮殿の建設のための対策を立てました。主席は関係者たちに、われわれは誰のために働いていますか、次の世代のために、子供たちのために働いているのではありませんか、ですから、素晴らしい宮殿を建ててあげましょう、そして、全国各地から色々な備品と設備を最高の水準で作って揃えてあげましょう、と言いました。また、今日、生徒たちの歌を聞いて考えてみると、多くの負債を負っているようだ、早く学生少年宮殿を建ててあげよう、皆が力を合わせて子供たちに負った負債を一日も早く償おう、と切々と言いました」
その後も主席は建設現場を何度も訪れて、大理石であれ金剛石であれ世界で一番良い建築材料を持ってきて、文字通り宮殿を建てようと言って詳しい措置を取りました。オープニングセレモニーの日、長いこと宮殿を眺めて、立派な生徒たちを育てられるなら、惜しいものがないと言った主席でした。
60年近くの沿革を持つピョンヤン学生少年宮殿は、子供たちを国の王様と呼んだ偉大な金日成主席の深い思いやりを今に伝えています。
（フィーチャー）
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