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産科病院のピョンヤン産院の副院長、人民医師の称号を受けたパク・ソンスクさんの手記です。
「民族一番の祝日である4月15日の偉大な金日成主席の生誕日を迎えるたびに、人民みなのやさしい父である金日成主席に見えた忘れがたい日々のことが思い起こされます。チュチェ57（1968）年10月28日は、私が初めて主席に会った忘れがたい日です。
この日、金日成主席は国から供給された制服を着た子供たちが見たいと言って私たちを身近に呼びました。喜びに包まれている私たちに、主席は、新しい服が気に入るか、靴は合っているかと聞き、私の靴先まで直接押してみました。幼い私でしたが、胸にじいんと来るものがありました。主席のやさしい姿が父の姿と重なり、なんとも言いようのない気持ちでした。国中の子供たちに一斉に新しい服を着させても安心できず、余裕のない時間のやりくりをして服を着た私たちの姿を詳しく見た主席への感謝の念で胸はいっぱいになりました。主席に会った後、私は時間を惜しんで一生懸命、勉強しました。主席の望む立派な人になろうと決心したのです。
その後、私は再び、主席に会いました。朝鮮人民と世界の進歩的な人々に心から敬慕される主席の生誕59周年になるチュチェ60（1971）年4月15日のことでした。その日、私は光栄にもクラスメートたちと一緒にまごころ尽くして用意した花かごを主席に捧げました。明るい笑みを湛えてお祝いの挨拶を受けた主席は、どの学校から来たか、親は何の仕事をしているか優しく聞きました。
花かごを見ては、本当に立派な作りだ、花がみな揃っている、子供たちが自ら作ったというが、専門家に劣らぬ腕だと褒めました。そして、会った記念に写真を一枚撮ろうと言いました。その言葉に私たちは歓声を上げ、小躍りして喜びました。主席は子供たちが持ってきた花かごを前に写真を撮ろう、といい、身近に私たちを立たせました。こうして私たちは主席と一緒に記念写真を撮りました。
まさに夢のような瞬間でした。撮影が終わると主席は、今日、撮った写真を必ず送って上げると約束しました。その約束を忘れず、後日は写真を送ってくれました。まさに、金日成主席は新しい世代のためには何も惜しまない優しい父でした。
その下で私は希望通り、当時のピョンヤン医科大学を卒業して産科病院のピョンヤン産院に入りました。そして三つ子や四つ子の担当医として、次の世代への不世出の偉人たちの配慮がどれほど深いものか分かりました。また、国の未来を育てるのがどんなに神聖で栄誉あるものか痛感しました。私はこれからも、金日成主席に見えたその日の光栄を忘れず、次の世代を心から思いやる不世出の偉人たちの気高い思想が具現されるよう、いっそう頑張るつもりです」
