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人民にいっそう豊かな幸せな生活をと、心を砕く敬愛する金正恩元帥の現地指導の足跡はピョンヤン野菜科学研究所にも記されています。昨年9月、ここを訪れた金正恩元帥は美味しく栄養価の高い色々な野菜を多く栽培して人々にたくさん送ることについて教えました。その教えにのっとり、ここの従業員はハウス野菜の研究と生産で成果を収めています。
野菜研究分所の所長、功労称号を受けた科学者、助教授のキム・ギュイルさんのお話です。
「研究所を現地指導する際、金正恩元帥は野菜の優良品種をすべて取り入れて栄養価が高く、美味しい野菜を朝鮮の風土に順化させることを教えました。その教えにのっとり、国内だけでなく、ほかの国からも野菜の種を取り入れて研究を行っています。又、バイオテクノロジーによる新種育成の研究にも励んでいます。ハウスでは主に朝鮮の気候風土に合い、人々の食生活の要求を満たせる野菜を栽培しています。胡瓜、トマト、茄子、唐辛子のような野菜と誰もが好んで食べる大根や白菜の栽培を基本とし、ビタミンCと各種栄養素、薬理作用のあるものなど30種あまりの野菜を生産し、その他の野菜の栽培も組み合わせています」
昨年から研究者たちはイチゴとハウスでの栽培可能な種のない葡萄など40種、400以上の品種を取り入れて実験を行っています。また、ヘクタールあたりの増収が見込まれる栽培技術を確立し、生産性と栄養価アップのための色々な品種の開発にも力を入れています。注入される栄養液の量と温度、湿度、日照率といった環境要素を総合的にコントロールできる水耕ハウスではトマトがたわわに実りました。
労働者のリ・チュンヒさんのお話です。
「はい、外は冬でしょう。しかし、ハウスの中のトマトを見てください、本当にたわわに実っているでしょう。真冬にも赤く熟したトマトを取り入れるときの喜びと言いますと、どう言い現わしてよいかわかりません。ピョンヤン市民により多くのトマトを送るため仕事に励んでまいります」
ここの従業員の熱い思いに支えられてソーラーを利用した数百のハウスではさまざまな野菜が青々と育っています。
はい、キム・ギュイルさん、どうですか。
「四季を通して市民に新鮮な野菜を送るためこのように国家的に力が入れられ、ハウスも大規模に拡張されましたので、もう少ししたら、冬も新鮮な野菜が市民の食卓を潤すでしょう。人々の食生活の要求を満たせる美味しく栄養価の高い野菜をと、心を砕く金正恩元帥の意にのっとり、研究にもっと拍車をかけて科学者の本分を果たすつもりです」
