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日帝は朝鮮侵略の時、「丁未7条約」、いわゆる第3次日韓協約をでっち上げました。
1905年、「乙巳5条約」、いわゆる第2次日韓協約をでっち上げて、朝鮮の外交権を強奪した日帝は、形ばかりの朝鮮の内政権まで奪おうとしました。日帝は、朝鮮で親日内閣を組織しその権限を強めて、コジョン皇帝に対抗できるようにしました。
一方、自分の目的を遂げるためには、反日の立場の強い朝鮮封建王朝のコジョン皇帝を除去しなければならないと判断しました。それで、コジョン皇帝の強制廃位の陰謀を凝らし、皇帝をしきりに圧迫しました。また、日本軍の皇宮護衛の名目で、コジョン皇帝を軟禁して、反日運動家から隔絶しました。
その時、「ハーグ密使事件」が起きました。コジョン皇帝は、オランダのハーグで開かれる第2回万国平和会議に3人の密使を派遣して、「乙巳5条約」の不法さと日帝の朝鮮植民地支配の不当さを暴くようにしました。日帝はこの事件を、コジョン皇帝の強制退位、ひいては朝鮮封建政府の内政権強奪の絶好のチャンスとしました。
コジョン皇帝を事件の張本人と決め付けて、皇帝退位を決定させ、「譲位」を強制しました。コジョン皇帝は、日帝と手先の執拗な圧力と恐喝に、やむを得ず、「軍事と国政の大事を皇太子に代行させる」という内容の詔勅に御璽を捺しました。これは、日本の侍ならではの横暴極まりない行為でした。
コジョン皇帝を退位させた日帝は、1907年7月24日、「丁未7条約」をでっち上げました。「条約」の正式の名は「韓日協約」ですが、1907年が丁未年、その年にでっち上げられた7項目の「条約」ということで、「丁未7条約」と呼ばれています。
中央階級的教育館のキム・ギョンアさんのお話です。
「7つの条項からなるこの条約の基本内容は、『統監』が朝鮮封建政府の『施政改善』を指導し、法令の制定及び重要行政上の処分は事前に『統監』の承認を経ること、そして、『統監』の承認なしに朝鮮封建政府が高官の任命または罷免をできないこと、司法事務を普通の行政事務と区別させ、『統監』が推薦した日本人を朝鮮官吏に任命することなどでした」
日帝はこれに飽き足りず、「条約」の徹底的な履行のための秘密覚書まで作りました。「丁未7条約」のでっち上げで、日帝は朝鮮の内政権を完全に奪い、朝鮮人民を情け容赦なく弾圧できる権限を握りました。こうした強盗行為は、朝鮮を植民地にしようとの日帝の執拗さ、悪辣さ、厚顔無恥さをはっきり見せています。
朝鮮人民は、日帝の朝鮮侵略の歴史を絶対に忘れず、日本の過去の罪の代償を百倍、千倍に必ず払わせるでしょう。
（時事評論）
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