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朝鮮の偉大な母カン・バンソク女史。カン・バンソク女史は偉大な金日成主席の母です。
金日成主席は、父が私に代をついで闘ってでも必ず国の独立を成し遂げなければならない、と言う不屈の革命精神を植えつけてくれた師であったなら、母は、いったん革命を志した人間は情におぼれたり脇見をすることなく、最後まで目的一筋に突き進まなければならないという理を教えてくれたありがたい先生であったと思い起こしました。
カン・バンソク女史は国と民族のための闘いに一生を捧げました。女史は夫である不屈の革命家キム・ヒョンジク先生の革命闘争を積極的に手伝っただけでなく、国を取り戻すための革命闘争を始めた息子がひたすら革命に全身全霊を打ち込むようすべてを尽くしました。
チルゴル革命事績館のチャ・ギョンシムさんのお話です。
「チュチェ21（1932）年、金日成主席は南満州への遠征を前にして病床に伏している母のことが気になり、しばらく、家に立ち寄ったことがありました。当時、主席は母に別れの挨拶をして家を出たものの、重病にかかった母と赤貧の暮らし向きが心配で足を運ぶことができませんでした。それで主席は家の周りを何度も回りました。その時、カン・バンソク女史は戸を開けて国を取り戻そうと決心した人間がそんなに弱気になって家のことでくよくよするようでは、どうして大事を成し遂げられると言うの、この先お前が母さんのことを気にしてここへ来ると言うなら、二度と門前に現れてはいけないよ、私はそんな息子には会わないからと言い、主席を革命の道へと後押ししました。余命がいくらも残っていないことを知っていた女史は今、別れれば二度と会えない息子でありましたが、息子に対する母性愛を強く押さえていました。それは受難にあえぐ国と民族の運命のためでした。金日成主席は回顧録であの時、母が私に家庭の苦しさを訴えるか、私の決心を鈍らせるようなことを何か一言でも言ったとしたら、翼を広げて大空へ飛び立とうとする私の胸中にどんな波紋を起こしたであろうかと書きました」
朝鮮の偉大な母、カン・バンソク女史の生涯はこのように祖国愛、民族愛で貫かれていました。一家庭の息子である前に、国の息子となり、親孝行する前に国に忠実であるべきだと言う女史の教えは今も革命家の姿勢と信念はどうあるべきかを悟らせています。
カン・バンソク女史の不滅の業績は朝鮮の女性の鑑として歴史に末永く輝いています。
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