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お聞きの曲は「一番嬉しい日」という曲ですが、三つ子が歌っています。この歌はチュチェ103（2014）年、ピョンヤンのマンギョンデ学生少年宮殿での子供たちの迎春公演で歌われました。三つ子の可愛らしい姿は、正月を迎える子供の喜びをそのまま見せました。
その日の主人公であるリム・ソベク、リム・ペクトゥ、リム・スビョルさんは今、クムソン学院で学んでいます。父は人民軍の将校で、母の職業は靴の修繕です。
共和国では三つ子、四つ子が生まれると、国が興る兆しと見て、国の喜び事となっています。また、生まれた三つ子、四つ子と親を祝福して装身具の銀の飾り刀や金の指輪を記念に与えるばかりか、色々な強壮剤と生活用品、住宅まで与えて家族みなが幸せに暮らせるよう関心を向けています。
国家的な養育制度の下、この三つ子は生まれた時から国家負担で四つの時まで育児院で担当医と保母の保護の中に育ちました。現在、三つ子は九歳です。三つ子は放課後は、市内の子供の課外教育施設であるマンギョンデ学生少年宮殿の声楽クラブで歌の練習をします。
三つ子は幼稚園の時から歌を習い始めました。幼稚園では音楽の感受性が早く、聴音が正確な三つ子に歌を教えました。それで、優れた技量を見せ、幼稚園が全国的な芸術祭典に当選するのに一役買いました。
幼稚園の後、三つ子はマンギョンデ学生少年宮殿で思う存分才能を伸ばしてきました。宮殿での公演に何度も出演して、才能を遺憾なく見せています。顔立ちは同じですが、家で遊ぶときはめいめいの性格が現れます。
長男のリム・ソベクは、テコンドーや折り紙が好きで、次男のリム・ペクトゥは絵が、女の子のリム・スビョルは読書が好きです。でも、歌う時は同じ声で歌うばかりか、見事なアンサンブルで公演の度に観客から可愛らしい三つ子だと拍手喝采されています。
母親のチェ・グムソンさんのお話です。
「一人の子を育てるのに母は大変苦労するといいますが、私の場合は、子を産んでからこれまで三つ子の健康を国家が省み、また養育に必要な補助金まで保障されています。本当に社会主義のこの国に感謝するばかりです」
今も、三つ子は国家の特別な待遇と細やかな配慮の中、元気に育ち、その希望を歌に託しています。
