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朝鮮人民にとって、12月は国の繁栄と人民の幸せのために全てを尽くした偉大な金正日総書記への切なる思いが募るばかりの日々です。人民の豊かな生活のために常に腐心し、現地指導を続けた総書記の優しい姿は、今も人民の胸に深く刻まれています。
チュチェ100（2011）年7月10日のことです。その日は、数日続きの高温現象でとても蒸し暑く、それに日曜日なので、人皆が休んでいました。人民生活を一日も早く向上させるため、ある地方の現地指導を終えて帰ってきた総書記は、疲れを癒す間もなく、その足で第2回ピョンヤン第1百貨店の商品展示場を訪れました。会場には、ピョンヤンと地方の多くの軽工業工場、企業などで生産した色々な良質の軽工業製品が出品されていました。
カンソ鉱泉水の展示台の前で足を止めた総書記は、鉱泉水の瓶を手に取り、関係者にその生産状況について聞きました。先日、日本で起きた大震災の影響でカンソ鉱泉水が消えうせ、生産に大きな支障を来たしていたのです。関係者は、総書記が消えうせた鉱泉水を探すためのあらゆる措置を取ったので、60日目に元より良質の鉱泉水が湧き出ています、従来より湧出量も多く、炭酸ガスの含量もはるかに増えたので、質もずいぶんと上がりました、と感激に満ちて答えました。
総書記は、被害はあったが、結局、禍を転じて福となすも同じになった、と豪快に笑いました。
総書記の関心はこれに止まりませんでした。シンイジュ化粧品工場とピョンヤン化粧品工場の展示台では、両工場が品質改善のために競うべきだとし、女性たちが好んで求める宝石をちりばめたヘアピンを見ては、ヘアピンが見た目にも良く、質も高い、と評価しました。そして、関係者に、ピョンヤン第1百貨店は国内の一般消費財の展示場になるべきだ、商品が切れるなら、いつでも自分に手紙を書くようにと、重ね重ね念を押しました。
人民に幸せ一杯の生活をもたらそうと、1日、一時も休まず、労苦の限りを尽くした金正日総書記！
今も、朝鮮人民は、人民のために生涯を尽くし、常に人民を心から思いやった金正日総書記の業績を語り伝えています。
（偉人伝）
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