海七宝の月門

ヘチルボ、朝鮮の名山チルボ山*1の海のエリア*2の名前ですが、このヘチルボでも指折りの見所がタル門です。

タル門、月の門という意味ですが、その名のとおり、月のような形をした穴です。海食作用によって穴が開き、地殻が膨れ上がって出来たものです。海水に削られた片方は海辺の絶壁に、もう一方は深い海に根ざしています。

高さ10メートル、幅は約5メートルで、反対側まで突き通っています。岩とその周辺の絶壁に木々は育たず、高い波によってタル門はなお削られています。

ヘチルボのタル門は形が奇妙であるだけでなく、火山岩地帯に生じる海食洞窟の研究でも重要な学術的意義があるので天然記念物に指定されました。

（観光）

ike190604020_001.jpg
2019年の記事
チルボ山（七宝山）、朝鮮の六大名山
 
TOP ： 英数字 ： あ行 ： か行 ： さ行 ： た行 ： な行 ： は行 ： ま行 ： や行 ： ら行 ： わ行 ： 贈り物 ： 資料
*1 七宝山（칠보산）は火山活動で生成した山で、山地の面積は250km2 に及ぶ。「咸鏡北道の金剛山」と讃えられる景勝地であり、本家金剛山になぞらえて内七宝・外七宝・海七宝に区分される。1976年には七宝山自然保護地区として指定された。（Wikipedia）
*2 海七宝：海面に点々と突き出ている岩や沖に浮く島、寄せてはかえす東海の波の繰り広げる景観が壮快な景勝コース。（Wikipedia）
トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS