2018年の国家最優秀科学者技術者

2018年の国家最優秀科学者技術者

最近、朝鮮で2018年の国家最優秀科学者、技術者を選びました。5人ですが、その中の1人が金日成総合大学の講座長、博士、助教授ユ・チョルチュンさんです。

ユさんが長となっている研究チームは新しい材料の設計方法論と朝鮮式の材料設計支援システムを確立し、新しい材料開発の科学的土台を築くのに多く寄与しました。金日成総合大学大学院の時から情報科学とエネルギー、生命科学をはじめ尖端科学技術の重要な基礎となっている新しい材料の開発に関心を持ち、その基礎理論の研究を始めたユさんは研究チームを受け持ってからその研究をさらに深めました。

研究チームは数年間、新しい材料の設計理論と方法を提起し、設計プログラムを開発してそのサポートシステムを確立しました。このシステムを利用すれば現実の条件をより正確に考慮しての材料の設計が可能になります。また実験なしに材料の物性の予測ができるので、新しい材料の開発に必要な資材と資金、労働力を多く節約することができます。

チームで開発した理論と方法を使って、ユさんは材料科学分野で世界の関心を集めているエネルギー材料を設計し、権威ある国際学術雑誌に２０編あまりの論文を出しました。またドイツの研究所で各国の科学者と共同研究をする時にも自分の実力を発揮し、博士号を取得しました。ユさんはチュチェ105（2016）年からスウェーデンに本部がある国際尖端材料協会の会員として活躍しています。

国の最高科学技術賞である2月16日科学技術賞の受賞者で、2018年の国家最優秀科学者、技術者であるユさんはこう話しています。

「山間部の郡に生まれた私ですが、ありがたい社会主義のこの国で博士、助教授になりました。科学教育に知恵と情熱の限りを尽くして多くの人材を育て、国のエネルギー問題の解決に寄与するたくさんの価値ある研究の成果を出したい、これが私の決心です」

（今日の朝鮮）