障害者の芸術公演

障害者の芸術公演

朝鮮民主主義人民共和国で毎年、障害者の日である6月18日と国際障害者の日である12月3日を機に、障害者の芸術公演が披露されています。

出演者は、歌と踊り、器楽とマジックなど多彩なプログラムを通じて、国の障害者の保護政策によって、思う存分才能を伸ばしている自分の生活を表しています。目の不自由人は主に歌と演奏に、耳の不自由な人は踊りに出演します。いずれも専門家レベルの作品で、世界的な名作も再演します。

公演には、技量の高い演奏家、歌手、踊り子が多く出演します。体は不自由なものの、ひたむきに生きる出演者の生活と夢が美しいメロディーと優雅なリズムに表れます。海外ツアーにも出かけて、多くの観客を感動させました。

ロシアのオレグ・コシェエフさんとイギリスのダモット・ハードソンさんはこう語りました。

「障害者が技量を磨いて、大勢の人々の前で歌を歌いましたが、公演がとても気に入りました」
「本当に素晴らしい公演を観ました。娘と連れだって公演を観ましたが、出演者の技量にすっかり感心させられました。公演は、朝鮮で障害者が落ち込んだりせずに、周りの深い配慮の中、堂々と暮らしていることを見せています」

拍手喝さいの中、晴れの舞台で歌と踊りなどを披露する出演者の姿に、その明るい将来を垣間見る思いです。病気の子を差別なく、もっと温かく顧み、才能の芽を見つけて伸ばしてあげるこの国。

ありがたい社会主義制度の下で、朝鮮の障害者は常に、希望を失わずに楽観に満ちて生活するでしょう。