長編小説「テバク山の頂」

長編小説「テバク山の頂」

偉大な金日成主席の栄えある革命活動の歴史と不滅の業績を書き記した長編シリーズ「不滅の歴史」の続編の中には長編小説「テバク山の頂」もあります。

長編小説「テバク山の頂」は、古くから、神話の中の存在と見なされてきた朝鮮民族の始祖を取り戻し、5千年の朝鮮民族の歴史を完璧に定義づけた金日成主席の祖国愛、民族愛の不滅の業績を感動深く表しています。

作品は主席の生涯で、晩年の1990年代前半が時代の背景となっています。亡国の時代に生まれて、国を奪われた民族はその歴史も失ってしまうということを骨身にしみて感じた主席は、国と民族の歴史を正すことを畢生の課題とし、歴史学者以上に心を砕きました。

作品は、主席が、カンドン郡*1のテバク山*2でただの偶像として取り扱われてきた檀君*3、タングンの陵を発掘する課題を示し、先頭に立って指導するシーンを感動的に表しています。

多くの懸案を抱えているタングン王陵の発掘が、主席の積極的な支持と細やかな指導によって進められ、想像外の遺物と遺骨が出土し、年代測定の結果、タングン夫妻の遺骨が確かだと結論づけられます。

歴史学界で起きた夢のような奇跡に誰もが興奮している時、主席は、それに基づいて５千年の民族史を豊かな歴史の遺物と資料で科学的に完璧に定義づける課題を示します。

作品はまた、晩年も、タングン王陵の完成予想案を見て、王陵を早く建設して南朝鮮と海外の朝鮮人もみな来て見るようにすべきだと懇ろに話す主席の熱い民族愛と共に、主席の遺訓通り、民族構成員の皆を暖かく包み込む偉大な金正日総書記の高潔な風格、祖国愛、民族愛を感動深く綴ることにより、深い余韻を残しています。

社会科学院の研究者チェ・グァンイルさんのお話です。

「金日成主席は朝鮮民族の始祖についての問題を正しく解決することを単なる学術上の問題でなく、捻じ曲げられた5千年の民族史を主体的観点に立って見直し、民族の尊厳と誇りを示すとても重要なことと見なしました。主席は党と国家の大事を司る多忙な中でも、タングン関連の遺跡と歴史資料に格別な関心を向けて、直々古書も研究し、各地にあるタングンの遺跡を具体的に調査するようにしました。長編小説『テバク山の頂』は、民族の始祖に関する問題を正しく解決する民族史の大課題が実現したのは、誰も及ばない主席の崇高な祖国愛、民族愛によるものだということを芸術的に立派に表しています」

長編小説「テバク山の頂」は、チュチェ99（2010）年、金日成賞を授賞したソン・サンウォンさんが書いたものです。

民族の偉大な指導者がいて、古い民族史も光り輝くという真理を教えるこの作品は、朝鮮人民の間で愛読されています。

（芸術）