赤いスカーフに刻まれる自慢

赤いスカーフに刻まれる自慢

6月6日は朝鮮少年団の創立記念日です。創立73周年のこの日を迎え、朝鮮の少年団員は、赤いスカーフに多くの誇りを刻んでいます。

「豆の才人」

ポトンガン区域*1ポトンガン小学校のキム・リョグァンさんは勉強や音楽、スポーツなど、なにごとにも長けている豆の才人です。

先月、学校で行われた数学と作文コンクールでまたもや1等を占めました。上の学年の数学問題も難なく解いて、先生たちをびっくりさせたことも1度や2度ではありません。

芸術公演の時は、アンコールが決まっているソリストで、サッカーではストライカーとして人気を集めます。この前のクラス対抗サッカー試合では8ゴールも決めました。

そればかりか、礼儀正しく友達をいたわる心も厚い子です。また、すすんで良いこともたくさんやります。学校の花壇に何本も花の木を植えました。それで、いつも先生に褒められ、友達にも親しまれています。

「これから少年団員らしく一生懸命勉強し、良いこともたくさんやります」

リョグァンの夢は宇宙科学者になることです。

「つぼみの詩人」

マンギョンデ区域*2マンギョンデ小学校のリャン・ボユさんは今年11歳です。

文学に特別趣味を持っていますが、児童文学はもとより分厚い長編小説や詩集も沢山読みあさりました。詩作りが大好きで、日記も詩で書きます。その詩はいずれも詩的発想に優れ、個性的です。

モダンな住宅と公園、サービス施設が建てられ、日増しに美しくなるテドン川を人民の幸せな姿がそのまま映された「大きな鏡」と表現し、また、ムンス遊泳場で楽しむ子供の姿を水に浮かぶ「花畑」になぞらえました。

並外れた詩的才能が認められて、昨年は児童文学賞を、今年はわが教室文学賞を授かりました。

「これから私と友達の少年団時代をモチーフに作文集を書きたいです」

今はつぼみに過ぎませんが、きれいに咲いて、女流詩人として詩壇にその名を記すことでしょう。

「ピアノの神童」

「私はこのたびのコンクールで1等を占め、最優秀賞を貰いました。これは私が赤いスカーフに刻んだ一番目の自慢です」

今年、少年団に入り、マンギョンデ学生少年宮殿でピアノの稽古をするノ・ジョンリョンさんの自慢話です。

ノさんが参加したのは、昨年4月に行われた全国学生少年芸術個人コンクールでした。ノさんは音感が正確で感情が豊かであるばかりか、記憶力も優れています。

インストラクターは、ノさんに生まれつきの音楽の素養があると言います。ピアノの演奏だけでなく、作曲も上手で、次のコンクールでは自ら作曲した歌を演奏してまたもや1等を占める決意に燃えています。

赤いスカーフの少年、少女たちの自慢話は切りがありません。その自慢は日を追ってさらに膨らむでしょう。英雄になった自慢、世界的な発明をした自慢、金メダルの自慢に・・・

（今日の朝鮮）