許せない日帝の朝鮮人強制連行

日本帝国主義が犯罪的な「国家総動員法」を公布したときから81年が経ちました。1938年4月1日、海外侵略の野望に浮かされた日本の反動的な支配層は、戦争の拡大に必要な人的及び物的資源を補うためファッショ的な「国家総動員法」を公布し、朝鮮人民を過酷に弾圧しました。

社会科学院歴史研究所の研究者カン・ヘソンさんのお話です。

「日帝は『国家総動員法』に『本法の施行は外地にも適用する』と言うことを明記し、この悪法をふるって植民地支配期間、朝鮮で840万人以上を強制連行する特大の罪を犯しました。強制連行された朝鮮人は国内と日本はもとより、中国とフィリピン、南洋群島など日本の侵略する先々に連行され、奴隷労働と虐待、悲惨な死を強いられました。この悪法の下、日本軍性奴隷の徴発に本腰が入れられましたが、10代の少女から婦女に至るまでなんと20万人の朝鮮の女性を拉致し、連行して野獣そのものの日本軍兵士の性奴隷にしました。そして、敗北が近づくと、犯行を覆い隠すため朝鮮の女性を残忍な方法で虐殺する蛮行もためらいませんでした」

この写真は、第2次世界大戦末期、日本軍に性奴隷生活を強要された朝鮮の女性が真っ裸の状態で殺された残酷なシーンです。

日帝が夥しい朝鮮人を侵略戦争の弾除けに、強制労働と恥辱の性奴隷に連行して苦痛と死を強要した非人間的な蛮行は人類史に例のない天人ともに激怒する特大の人権蹂躙の犯罪で絶対許せないものです。

国連人種差別撤廃委員会までが過去、日帝が犯した重大な人権蹂躙の犯罪のまともな解決を求める声を高めているにもかかわらず、日本当局は被害者と国際社会の強い抗議と正しい要求に厚顔無恥な否定、歴史歪曲行為で挑んでいます。

そればかりか、旧態依然とした「拉致」説を執拗に鼓吹し、朝鮮制裁の協調を哀願して東奔西走するなど朝鮮敵視策動に躍起になっています。

こうした悪辣な反共和国策動の裏には、過去の清算を避ける日本に対する国際社会の猛烈な非難の矛先をそらし、血に染まった過去を永遠に葬り去り、軍事大国化を促して｢大東亜共栄圏｣の見果てぬ夢を必ず果たそうとの不順な目的があります。

過去清算は、日本の法的、道徳的義務であり、歴史的な課題です。

日本は過去、朝鮮民族に計り知れない不幸と苦痛を強いた責任から絶対逃れず、朝鮮人民は必ず日本の過去の罪な歴史を清算することでしょう。

（時事評論）