花開く才能

花開く才能

この5月中旬から6月はじめまでノルウェーで行われたベルゲン国際祭典。世界の40余ヵ国の芸術団体が参加したこの祭典で共和国の学生芸術団の公演が絶賛を博しました。

7人の生徒が楽器も巧みに演奏し、歌も上手に歌って見事なアンサンブルを披露しました。アンコールの連続で公演時間は倍にのびました。

一生忘れられない公演
息を呑む公演、素晴らしい公演
生気と活力をくれる公演

公演に魅了された観衆は、口々に共和国の教育制度を褒め称えました。

ピョンヤン学生少年宮殿の功労芸術家の称号を受けたチン・チョルホ課長のお話です。

「30年以上も前からここで子供たちを教えています。外国ツァーにもたくさん行きましたが、この度のベルゲン国際祭典でもやはり、いつもと同じ質問を受けました。つまり、子供たちがどこで教育を受けたのかと言うことです。有名な演奏家の個人レッスンを受けたと思う人もたくさんいたようです。私はそうした人たちに、いつも、うちの生徒たちは一銭のお金も払わずにピョンヤン学生少年宮殿で習った、そこには労働者の子もいる、と言っています」

ピョンヤン学生少年宮殿は、偉大な金日成主席と金正日総書記が格別関心を払った生徒たちの課外教育の場です。宮殿には、科学技術、スポーツ、芸術など各分野のクラブ室があり、誰でも希望と素質に応じて思いっきり才能を伸ばしています。

バイオリンのキム・ジンヒョクさん、アコーディオンのキム・ジャンヒョクさんは言います。

「僕は幼稚園で2年、この宮殿で9年、合わせて11年、バイオリンを習いました。その日々に、子供たちの迎春公演で指揮を任され、全国青少年芸術個人コンクールで一位にもなりましたが、うちの家族がどんなに喜んだかわかりません」
「僕のアコーディオンの演奏を聞いた人は誰もが上手だとほめながら、音楽家の家門なのかと聞きます。僕はそのたびに胸を張って労働者の息子だと答えます」

今回の祭典で民族打楽器・チャンゴの名手として称賛を浴びたキム・リョンジョンさんのおばあさんヒョン・チュンヒさんも一言どうぞ。

「小さいときからチャンゴを背負って通うリョンジョンをみながら、果たして成功するだろうかと心配もしました。そんなリョンジョンが、今は外国にまで行ってセンセーションを起こしたと言うのですから、もう胸がいっぱいで、わたしは本当に幸せなおばあさんだ、と思うと知らずのうちに涙がでましてね。近所の人たちも神童のおばあさんとうらやましがりますが、本当に社会主義制度のありがたさと、子供たちをこんなに立派に育ててくれた元帥様への感謝の気持ちで目頭が熱くなります」

敬愛する金正恩元帥は偉大な大元帥たちの優しい愛情そのままに、子供たちをいつくしんでいます。マンギョンデ革命学院、マンギョンデ学生少年宮殿、ピョンヤン市ミョヒャン山登山少年団キャンプ場、ソンドウォン国際少年団キャンプ場、ピョンヤン市育児院、ピョンヤン愛育院、チャンジョン小学校、キョンサン幼稚園、キョンサン託児所などなど、子供たちがいるところならどこにでも行って優しく抱きしめてくれる元帥。

その広い胸に抱かれて、世にうらやむものなくすくすくと育つ朝鮮の子供たちの喜びが、そのまま歌となって北欧の都市ベルゲンにこだましたのです。