美しく彩られるピョンヤンの街

美しく彩られる平壌の街

うららかな春の訪れと共に、ピョンヤンの街々はさまざまの花で彩られ、一層美しくなっています。これは単に自然の恵みによるものではありません。通行人を喜ばせる花々には、街づくりに尽くす人たちの陰の努力が秘められています。

モランボン区域フラワー事業所の従業員がそれです。区域内の街と村を美しく飾り立てるために観賞価値の高い花を主に品種を選び、冬にハウスで数万本の花の苗を丹精して育てました。

品種別の生物学上の特徴や成長に必要な技術問題を把握した上で肥培管理を科学的に行い、些細な点にも気を配り、対策を講じました。特に、朝と昼の気温差が著しい条件で、苗の生長に必要な温度と水分の保障に深い注意を払いました。

こうして育てた花々を春を迎えて街の花壇に移植し、丹精して栽培しています。花壇に腐植土を充分敷いて移植した花々が長く咲き続くよう潅水もきちんとしています。また、色々な病虫害の予防対策も徹底させています。

ピョンヤンの街を美しく飾り、市民を楽しませることに生き甲斐を感じる従業員たちです。その几帳面な仕事ぶりと真面目な努力によって、区域内の街と村の花壇にはいつも美しく瑞々しい花が満開になっています。

栽培係のリ・ウンヒさんのお話です。

「花は人々に生活の喜びとロマンを与えます。私たちが育てる一本一本の花が通行人に明るい笑みと情緒を与えると思うと、この上ない誇りと生き甲斐を感じます」

（今日の朝鮮）