第1回ピョンヤン国際声楽コンクール

内外の深い関心と期待の中、4月5日から12日までピョンヤンで第1回ピョンヤン国際声楽コンクールが盛大に行われました。偉大な金日成主席の生誕日を迎える時期に初めて開かれたピョンヤン国際声楽コンクールは、意義深い祝日を迎えるピョンヤンの雰囲気を更に盛り上がらせました。

ピョンヤン国際声楽コンクールは偉大な金正日総書記の直接の指導のもとに創作された「血の海」式5大革命歌劇の歌と朝鮮と世界の名曲の芸術性を更に高め、有望な新人歌手を探し出して押したて、各国間の文化芸術交流と協力を発展させるのを目的としています。

開催式で、国際審査員のオーストリアのザルツブルグ・モーツァルト音楽大学のディアズ・ワラス・マリオ・アントニオ教授*1が祝辞を述べました。教授は、第1回ピョンヤン国際声楽コンクールが成功裏に開催されるよう深い関心を払った尊敬する金正恩元帥に心からの感謝を表するとし、うららかな春の季節に朝鮮民主主義人民共和国の首都ピョンヤンで各国の声楽家が参加する国際的なコンクールが開催されるのをとても嬉しく思うと述べました。

このたびのコンクールでは、朝鮮と各国の名だたる国際、国内コンクール入賞者が参加して技量を競い合いました。朝鮮民主主義人民共和国のオ・ヒョンチョル副文化相とチャイコフスキー国際コンクールなど世界の有名なコンクールで審査員を務めたロシアのチャイコフスキー・モスクワ国立音楽大学のピヤブコ・ウラジスラフ・イワノビッチ教授、第11回ジュセペ・ディ・ステパノ国際声楽コンクールの一位入賞者、最優秀入賞者のキム・ウォンギュン音楽総合大学*2のリ・ヒャンスク声楽学部長など各国の貫禄のある7人の音楽家が国際審査員として活動しました。

コンクールの3選指揮者は、ロシアのメジャニク・ユーリー・ウラジミロビッチさんと朝鮮のチェ・ジュヒョクさんでした。コンクールの間、参加者は自分たちの個性と高い芸術的技量を残らず披露し、朝鮮人民と世界の音楽ファンに深い感銘を与えました。12日、ピョンヤンのモランボン劇場では、第1回ピョンヤン国際声楽コンクールの参加者の順位が発表され、コンクールの閉会式が行われました。3選で行われたコンクールでは、朝鮮の国立民族芸術団の歌手キム・ギョンジュさんが一位を占めました。モンゴルのバヤルサハン・バトジャルガルさん、カザフスタンのリ・スタニスラフさんが2位を、朝鮮のソ・ウンヒャン、リュ・グムチョルさん、アルメニアのマルチロシャン・マリアンナさんが3位を占めました。その他、モンゴルのバサンスレン・エンフナランさんとカザフスタンのカパチンスキフ・キリルさんに技術賞と演技賞が授けられました。

コンクールの間、参加者は芸術的技量を残らず発揮し、声楽発展の経験を交わし、国と民族、言葉の差を超えて友好を深めました。また、コンクールは、各国の音楽家に朝鮮の音楽についての深い理解を持たせる契機となりました。

ピョンヤン国際声楽コンクールで2位を占めたモンゴル国立アカデミー歌劇及びバレー劇場のソリスト　バヤルサハン・バトジャルガルさんはこう語りました。

「この度の訪朝でよい印象を受け、公演を通して親しい朝鮮人民に深い印象を残すためいろいろと準備もしました。この度歌った朝鮮の歌がとても気に入りました。朝鮮の歌を立派に歌うのが容易なことではありませんが、熱心に努力した結果、この度のコンクールで成果を収めました。第1回ピョンヤン国際声楽コンクールに参加して入選したのをとても嬉しく思います」

国際審査委員会の委員ディエナ・ガブラ・メラニ・ジョセピンさんはこう語りました。