神経外科学の権威

神経外科学の権威

金日成総合大学ピョンヤン医科大学の講座長ロ・ヨンハンさんは国の医学科学技術の発展に一生を尽くしています功労科学者の称号と博士号を授かった人で助教授です。ロさんは共和国の神経微細外科の草分けで、臨床実践の意義が大きい医学技術の成果を実情に即して導入して国の医学科学技術の発展に大いに寄与しました。

日本に生まれたロさんは20歳の時のチュチェ61（1972）年4月に帰国し、希望通り医学を勉強しました。当時のピョンヤン医科大学に入学したロさんは世界的な医学者になることを決心し、学問に熱中しました。大学を卒業した後、臨床実践で切に求められる脳血管性疾病の手術法を新たに確立することを初の研究テーマにしました。

当時、共和国での治療は薬物が基本で、合理的な手術治療の方法が定立していませんでした。研究の末、ロさんは外科手術による脳血管性疾病の治療方法を理論的に体系付けました。

これに基づいて共和国で初めて神経系統疾患の治療に先進技術を導入し、深部脳腫瘍の微細外科治療の方法も高いレベルで科学化しました。ロさんは今まで600件余りの大手術を成功させました。また、神経外科学の教科書と医学書を20巻以上も執筆し、学術的意義のある40編余りの研究論文を発表しました。それだけでなく、数十人の学位学職所有者など有能な医学科学技術の人材を育成しました。

ロさんは今、アジア神経外科学会理事会の執行委員会委員、朝鮮医学協会神経外科学委員会委員長をはじめ国際及び国内神経外科学の責任あるポストについています。60を過ぎましたが、これまでの成果より、これからもっと多くのことをしなければ、と思っているロさんです。

ロ・ヨンハンさんのお話です。

「これからも医学科学技術の研究と国の新しい世代を有能な医学者に育てる教育で成果を収めるために奮闘するつもりです。それで国の医学科学技術の発展に余生を尽くしたいと思っています」