社会主義朝鮮ですべての願いが叶えられました

社会主義朝鮮ですべての願いが叶えられました

ピョンアン南道*1アンジュ市*2のプンニョン洞*3第19居住人民班*4に住む在朝日本人女性シン・スクヨンさんの手記をお送りします。

「私の本名は青山房子で、生まれ故郷は日本の徳島県小松島です。今年で81になります。人生の黄昏とも言えるこの年になってみますと、共和国の許で張り合いある生活を思う存分営んできた過ぎし日のことが昨日のことのようにありありと浮かんできます。

私はチュチェ49（1960）年8月、夫について朝鮮に渡りました。当時、私の気持ちはとても複雑でした。朝鮮人民に数え切れないほどの不幸と苦痛を強いた日本の過去の歴史が、日本人の1人である私に、良心の呵責に堪えない思いをさせたからでした。けれども、チョンジン港に足を下ろしたとき、私の心配は一瞬にして消えてしまいました。埠頭いっぱいに押し寄せてきて歓呼するチョンジン市民の姿から血肉の情を覚えたのです。

朝鮮での生活は本当に夢のように流れました。国では、私たち夫婦に無料で住宅を宛がい、少しでも不便なことがないようこと細かく気を配りました。近所の人たちも私の家庭を実の兄弟のように助けてくれました。本当に共和国の許で私は生まれて初めて人間らしい待遇を受けました。日本で早くも両親に死に別れ、他人の家のご飯炊きではかない青春時代を送った私は共和国の許で人生の何たるかを知りました。それで私は、社会主義朝鮮で暮らしてきた全期間、自分を日本人だと思った時は1度もありませんでした、共和国公民になれた誇りと自負だけをもって暮らしてきました。

資本主義の日本で20年あまり、社会主義朝鮮で50年あまりを暮らした私は、朝鮮民主主義人民共和国はまさに人民大衆がすべてのものの主人となり、すべてのものが人民大衆のために奉仕する真の人民の国だということを実生活を通して肌で感じたのです。5人の子を産み、お金1銭もかけずに大学まで送り、無料治療の恩恵で病気を知らずに健康な体で幸せな日々を送っています。日増しに増えるばかりの国家の人民的施策で、本当に何不自由なく幸せに暮らしています。

国では、日本人の私に人民政権機関の仕事を任せてくれました。人民政権機関で20年余り仕事をしながら、私は共和国の人民的施策がいかに大きいものかを知るようになり、私が住むこの国がいかに大事なのかを胸に刻みました。それで、いつも報いる一念で仕事に熱中しました。ありがたいこの国のために何かひとつでもやりたくて、重要プロジェクトの建設現場への支援の先頭にも立ちました。育て、押し立ててくれる共和国の許がありがたくて、子みなを国の守りにつかせました。私はその過程に、願ってやまなかった朝鮮労働党の党員にもなりました。子たちもみな立派に育ち、朝鮮労働党の党員になりました。

私は今、子達とともに何の心配もなく幸せな生活を送っています。本当に共和国は、この地にすむ人みなの運命を責任もって顧みる母そのままです。私は社会主義朝鮮で、すべての願いが叶えられたと、世界に向けて誇り高く叫びたい思いです。この地では、人々のすべての理想と夢が現実のものになり、すべての願いが叶えられます」

（今日の朝鮮）