社会の安定を保つために

社会の安定を保つために

多くの国々を襲った水害は今、世界の人々に酷い災難をもたらしています。という事で各国で自然災害による被害を最大限に減らし、社会の安定を保つ為に励んでいます。

国土の3分の1以上が浸水したバングラデシュでその被害の最小化に力を入れています。バングラデシュ首相は災害対策省等政府の各機関と地方当局が水害を防ぐ為、24時間警戒態勢を緩めず被災地の住民の生活保障に最善を尽くす事を指示しました。バングラデシュでは既に1544箇所の避難場所を12の区域に設け、3万人の住民と5万頭の家畜を退避させました。全国的に596の緊急医療団体が組織されました。

インドでも水害を無くす為に励んでいます。この10日、インド首相は水害と新型コロナウイルス感染症関連の対策を協議する為、各州の首相とビデオ会議を開きました。会議では中央政府と州政府の関係機関が水害を防ぐ為の細部に亘る常設気象観測システムを設け、その技術的水準を更に改善する為の相互協力を強化する事が重要な議題として協議されました。

また地域別早期警戒システムを導入する為投資を増やす事と水害に見舞われた地域で住民がマスクの着用と手の消毒をする事、人々が適当な間隔を維持する事等保険医療上の要求事項を守る事、被害者に手の消毒剤と衛生用品・マスクを含む救済物資を供給する事が協議されました。

会議でインド首相は年寄りと妊婦・患者を特別支援し、中央政府の関係省庁と機関が被災地で提起される要求条件を解決してくれる事を指示しました。また中央政府が各州が色々な自然災害に迅速に対応出来るよう引き続き支援する事を保障しました。

ラオスでは労働社会福祉相が被災地を訪れて被災民に必要な消費財を州の幹部達に伝えました。パキスタンでは医療チームと軍人達が水害に見舞われた住民を安全な所に移す作業を行っているといいます。

タイでも熱帯性暴風雨の被害を被ったある州の1000戸の住民を救う為の緊急救助隊が派遣され、エチオピア政府も罹災民に救済物資を提供する等、水害を無くす為の取り組みが活発になっています。

これからも頻発する事が予想される暴雨と水害から人々の生命と財産を守り、社会の安定を保つ為の各国の努力は続いています。

（時事評論）