短編小説「明るい光」（8）

短編小説「明るい光」（8）

総書記は副保健相に向かって力を込めて言った。

「その間、本当にご苦労様でした。建設がだいぶ進んでいることがすぐわかります。これに奢ることなく、最高、最大のリュギョン眼科総合病院を建てるためには、もっと何が必要なのか研究してみなければなりません」

総書記は言い続けた。

「次にメガネ商店のことですが、私はわが国に近代的な眼科総合病院を建てる構想を暖め、外国の資料も読んで見ましたが、世界的に眼科病院は医療を機能するだけで、メガネの矯正や製作などは別途にあるメガネ商店で行うのがトレンドでした。資本主義諸国では金儲けが基本だから、それが商業上の実益と利潤追求のこつになるかも知れませんが、われわれは病院を一つ建てても、あくまで人民の健康と福祉を徹底させなければなりません。メガネの矯正室と商店もここに並んで建てましょう。そうしてリュギョン眼科総合病院を眼科の病気を治療する機能と共に、メガネの矯正と製作など、メガネのサービス機能まで併せ持つ総合的で多機能的な医療・サービス施設に建設しなければなりません」

総書記は情熱的な声で言った。

「さっき、中に入る時、建物の正面の施工について考えて見ましたが、外観を見ただけで、眼科病院だということがすぐわかるように、建物の正面の真ん中を人の目で表すなら特色が生かされる思うのですが、どうでしょう？」
「本当に素晴しい名案です！」

副保健相は感激した声で答えた。

周りの人たちも目頭が熱くなった。総書記の溢れる英知に驚かざるを得なかった。

やがて正門の前に来た総書記は、随員たちに今、建設中の眼科病院とその横にあるリュギョン歯科病院を指しながら言った。

「これからここへ来る人たちは、先に建てられたリュギョン歯科病院とその後に建てられたリュギョン眼科総合病院がコントラストをなし、昨日と今日が違うほど、移り変わった姿を象徴的に見ることができるでしょう。リュギョン歯科病院もユニークな建物ですが、新しく建てられるリュギョン眼科総合病院は、もっと瀟洒で華麗な姿で人々の注目を集めるでしょう」

しばらくして総書記は、この二つの病院の境はどうするつもりかと訊いた。

「リュギョン歯科病院とリュギョン眼科総合病院が区別されるよう、その間に垣をめぐらし、建物の上に大型ディスプレー装置を設置して目を大きく表したら、眼科総合病院だというのがすぐわかるのではないかと思っております」
「垣をめぐらすつもりだったのですか」

総書記は軽く笑いながら訊いた。

（コンテンツ―本）