独創的な先軍政治

独創的な先軍政治

先軍政治は軍事を第一の国事とし、人民軍の革命的な気質と戦闘力に依拠して国と革命、社会主義を守り、社会主義建設全般を力強く推し進める社会主義政治方式です。1990年代中ごろ、偉大な金正日国防委員長は先軍政治を施しました。

1980年代末から1990年代初めにかけて、社会主義を建設していた一部の国で悲劇的な事態が生じましたが、帝国主義者はこのことを「社会主義の終焉」と喧伝しました。さらに社会主義朝鮮の始祖である偉大な金日成主席の急逝後、帝国主義者は共和国に攻撃の矛先を向けました。まさに社会主義の運命が決する厳しい時でした。

チュチェ84（1995）年1月1日、金正日国防委員長は小松林の中の人民軍の中隊*1を視察することで先軍政治を始めました。それ以来、国防委員長は人民軍部隊への視察を続けて共和国の軍事力を不抜のものに固めました。生涯を閉じるまでの17年間、国防委員長は武力部門の2490ヵ所以上のところを視察しました。中には18回も越えた険しいチョル峰*2もあり、荒波をかき分けて行ったチョ島*3、危険千万な最前線の人民軍の詰め所もありました。

国防委員長は先軍指導を通じて、人民軍を国の守り手だけでなく、社会主義建設の主力に育てました。

チュチェ85（1996）年6月、アンビョン青年発電所の建設現場を訪れた国防委員長は、建設に当たった軍人たちの偉勲を高く評価し、軍人たちが発揮した決死の闘いの精神と気風を国中が見習うようにしました。そして晩年まで現地指導を続けて人民みなを呼び起こしました。

その指導の下にアンビョン青年発電所、クァンミョンソン製塩所などと人民生活の向上に役立つ近代的なモデル工場が建てられました。さらに数十万ヘクタールの耕地が整理され、大規模な自然に流れる方式の農業用水路、人民の公園が造られました。

金正日国防委員長の先軍指導の下に朝鮮の社会主義はしっかり守られ、強国造りの跳躍台がもたらされました。

（フィーチャー）