熱い恩愛あふれる劇場です

熱い恩愛あふれる劇場です

国立演劇団の団長、労働英雄、人民俳優のリ・ジヨンさんは語ります。

「はや、10年が過ぎました。だが、今も偉大な金正日総書記の恩愛の足跡はこの劇場の隅々にそのまま印されています。チュチェ99（2010）年10月8日、金正日総書記が新築された国立演劇劇場を訪れました。総書記を迎えた私たちは感激と喜びに包まれていました。そのとき、ピョンヤンの都心に見事な演劇劇場が建てられた日々のことが私の脳裏をよぎりました。

数ヶ月前のことです。金正日総書記が金日成賞受賞作品の軽喜劇『山彦』のアレンジ作品を観るためマンスデ芸術劇場に出ました。公演を観た総書記は思想性と芸術性ともに優れた立派な作品だと高く評価しました。そして、演劇を国立演劇劇場で観るつもりだったが、そうにはいかなかったとし、その足で私たちの劇場に向かいました。

客席の天井やステージなどに目を配り、劇場の実態をつぶさに把握した総書記は、関係者に設計を早く完成し、劇場を立派に新築するようにと言いました。劇場の新築は、1年前に総書記が、アレンジした演劇作品を観たときに持ち出されたことでした。多忙な中にも、私たちに、人民により立派な劇場を与えようと、その間、構想を暖めた総書記でした。発つ前に総書記は劇場を立派に建ててあげるとの約束を残しました。こうして、僅か4ヵ月間で劇場が時代のモニュメントに建てられたのです。

この日、現代感覚と伝統の美がマッチする壮麗な佇まいの劇場を満足げに眺めた総書記はロビーに入り、造形と芸術性の面で立派なつくりだと言いました。客席とステージを見ては、素晴らしい、とても気持ちが良いと言って明るく笑いました。そして、モダンな照明、音響設備を設置するよう措置も取りました。優しい視線で私を見つめていた総書記は、まだ足りないのがあったら、と優しく聞きました。思慮深いその言葉に私は、こんな素晴らしい劇場を建てて下さって俳優のみなが喜んでいると感謝の言葉を申し上げました。

実に、劇場の外はもとより、内部の隅々に、また設備や備品に至るまで総書記の熱い恩愛が秘められています。この劇場で私たちは金日成賞受賞作品の演劇『今日を追憶しよう』をはじめ多くの名作を創作して公演しました。これからも金正日総書記の恩愛の足跡が印された劇場で働く誇りを胸に、より多くの名作を世に送り出すつもりです」

（フィーチャー）