海辺の名所クク島

海辺の名所　国島

クク島*1はカンウォン道*2トンチョン郡*3の沖合いにある島です。面積は0.057平方キロメートルです。国の防衛で大役を果たしたことから国の島という意味のクク島と言う名がつけられました。もともと、竹の多いことで竹の島と言う意味の「チュク島」と呼ばれましたが、外来侵略者の侵入を防ぐためこの島の竹で矢を作って利用した時からそう呼ばれています。

島の三面にはまるで人手が行き届いているような多角形の石柱が海に根を下ろしています。東側の弧を描いたような形の入り江には高さ数十メートルの多角形の石柱が連なっています。入り江の底には多角形の岩がタイルを張ったような形で敷かれています。昔の人は、それがまるで水の中に金網を巡らしたようだといって「金網石*4」と呼びました。

北側の岸には高さ20～30メートルの多くの石柱が並んでいます。それは朝鮮東海の青い波と似合っていて、青い絹の上に屏風を立てたようです。島の東の壁と北の壁が連なる角は舳先のように尖っています。緩やかな南西側の斜面は島に上がる唯一の通路です。

昔からクク島は景勝地に知られ、世界的な名山クムガン山*5の真ん中に据えても引けを取らないと言われて来ました。クク島はチュチェ69（1980）年1月、朝鮮の天然記念物に指定されました。