海の環境を守っている人たち

海の環境を守っている人たち

ピョンヤンにある国家海事監督局で海と河川、湖の汚染防止に力を入れています。ここの人たちは能率の高い船舶オイル汚水のろ過装置を開発して、海の環境保全に寄与しています。

この装置の開発を決心したのは数年前のことでした。船舶の海上活動の状況を把握する過程に一部の船舶の汚水ろ過装置が性能を十分に発揮できずにいることに気づきました。これが海の環境に及ぼす影響を深刻な問題にとらえた局の人たちは朝鮮式の性能の高いろ過装置を作ることを決心しました。

次の世代にきれいな海を譲り渡すことを神聖な義務とみなし、国内の資材に依拠した新しいろ過装置の開発に着手しました。開発早々から不慣れな技術上の難問にぶつかりました。理論的に予測できなかった新しい科学技術上の懸案が多々ありました。局の人たちは化学工業部門と軽工業部門の専門家と技術者の協力を得て、装置の開発に思索と情熱を傾注しました。

現場で技術者と一緒に寝泊りしながら様々な船舶に一般的に導入できるろ過装置のメカニズムと合理的な利用法を模索しました。試行錯誤を重ねたあげく、オイル汚水のろ過の効果を最大限に高める装置の完成にこぎつけました。局の人たちはこうした成果を踏まえて船舶オイルによる汚染を取り除くのに必要な設備と機器を次々と作り出し、海の環境保全に少なからぬ寄与をしました。

国家海事監督局のリ・インチョル課長のお話です。

「清く青い私たちの海のため、より豊かになるはずの明日の海の資源のため、海上環境の保全はとても重要なことだと思います。それで、私たちは知恵と情熱の限りを尽くしているのです」

（今日の朝鮮）