朝鮮の観光事業

朝鮮の観光事業

9月27日は世界観光の日です。観光事業の発展のための努力をいっそう促している世界観光の日。他国にはどの様な人たちが住んでいるのか、そこの自然と名勝、歴史はどの様なものなのかという好奇心から始まった観光は、人々の文明程度と物質文化水準が高まるにつれ、その内容が絶えず豊かになっています。

朝鮮民主主義人民共和国国家観光総局観光宣伝局のキム・ヨンイルさんのお話です。

「共和国政府は観光事業を各国の人々の間の相互理解と文化交流を図る重要なてことして、その発展を重視する政策を一貫して実施してきました。国家観光総局では、政府の政策に即して善意を持って朝鮮の観光を希望する全ての人々に国籍と民族別に関係なく便利な入国条件とサービスを提供しています。そして、今の時代に即して観光事業を絶え間なく発展させるために大いに努力しています」

創建当初から共和国政府は、観光事業の発展に大きな力を入れてきました。とりわけ、国の経済が困難を極め、朝鮮半島を巡る政治・軍事の情勢が緊張した中でも観光事業の発展を疎かにしませんでした。

それでクムガン山*1、チルボ山*2、クウォル山*3など名勝地の観光条件が一層改善され、至る所にモニュメントとニュータウンが建設されました。こうした努力の中、朝鮮の観光事業は速いテンポで発展しています。

ここで注目を浴びているのは多様なテーマの専門観光です。文化、スポーツ、治療、経済対象の参観など色々な専門観光のスケジュールが提案され、観光客の間で人気を博しています。

最近は、自転車観光、飛行機ファン観光が新たに提案され、人気です。2012年5月15日、ヨーロッパの飛行機ファンを乗せた朝鮮のコリョ航空会社所属の飛行機が始めて飛立ちました。飛行機ファンは、コリョ航空会社の保有している各種飛行機に実際に乗ってみて写真を撮るなど多方面に亘る欲求を満たすことができます。

立派な観光条件、多様なテーマの朝鮮の観光への需要が世界的に急速に高まっています。世界観光機構とアジア・太平洋旅行協会など国際観光機関と多くの国の国家観光機関、旅行社との協力が拡大し、より多くの観光客を受け入れられる条件が整っています。

今年は、何時になく訪朝する観光客の数が急増しました。近年、ヨーロッパの観光客が増えています。昨年、一年間に訪朝した観光客に相当する数のヨーロッパの観光客が、今年の上半期に訪朝しました。東南アジアと米州からの観光客も増えています。

今後、朝鮮の観光事業は、世界の多くの国の人々と民族の間の文化と友好関係の絆を強め、日増しに発展するでしょう。