朝鮮での子供の健康保護制度

朝鮮での子供の健康保護制度

子供を保護するのは国と民族の将来に直結する大事なことなので、多くの国がこれに深い関心を持っています。朝鮮民主主義人民共和国では、子供を国の王様と呼んで特別保護する政策が取られています。

朝鮮の幼児保護政策は、「朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法」、「朝鮮民主主義人民共和国幼児保育教育法」、「朝鮮民主主義人民共和国人民保健法」、「朝鮮民主主義人民共和国児童権利保障法」、「朝鮮民主主義人民共和国障害者保護法」などによって法的に保証されています。

朝鮮民主主義人民共和国幼児保育教育法の第2条には、子供を社会的に育てるのが国家の重要な施策のひとつで、全ての子供を託児所と幼稚園で国家と社会の負担で育てるとの内容が規定されています。そして第２５条には、子供の健康を保護増進するための全ての医療ケアを全般的無料治療制により、無料でするとの内容が規定されています。

朝鮮では、幼児保護政策が法的に保証されると共に、8月と9月が託児所と幼稚園の支援月間となっており、託児所と幼稚園の子供たちの生活条件を円満に整えることに社会と国を挙げて取り組んでいます。子供たちは国家的施策による最高の恩恵を受けており、またそれらすべてを享受しています。それは朝鮮に立てられた子供の健康保護制度を通じてよくわかります。

この健康保護制度は、保育教育システムと医療ケアシステムからなっています。朝鮮のいたるところに働く女性のための日預かりの託児所があり、記者、教員、研究者、医師など職業上からして忙しい女性と、年子を産んだ女性のための週預かりの託児所、週預かりの幼稚園がところどころにあります。託児所と幼稚園で子供たちは保母と先生の教育と保護の中、しっかり育っています。

子供の保育と教育で注目されるのは託児所での幼児管理責任制です。

リョミョン通り託児所のチェ・ヨンエ所長のお話です。

「幼児管理責任制は、保母の皆さんが一定の数の子供を引き受けて、幼稚園に上がるまで全的に責任持って保育し教育することです。この方法は保母さんが子供の保育で責任と役割をまっとうし、託児所の全てを子供の保育と教育に集中させ、子供の保育と教育の質的レベルを高める優れた方法です」

また、注目されるのは託児所に医師と小児病棟があることです。病院に入院しない程度に軽く患う子供を治療する小児病棟は、子供の保育と医療ケアを合理的に結びつけた幼児健康保護施設です。国家機関と社会団体は「一番よいものは子供たちに！」という原則により、子供たちの健康と教育、生活に必要な全てを一番よいもので優先的に送っています。

ピョンヤン外国語大学の教員チェ・イルシムさんは語ります。

「私はこの前、修士の学位を受けました。乳飲み子の母である私がそのような栄誉に預かったのは、ありがたい社会主義制度のおかげです。実のことを言いまして、わが子は親より保母さんと一緒にいる時間が長いのです。保育条件が立派に整った託児所があり、子供たちを真心込めて見守る保母さんがいて、私のような女性が子供の心配なしに教育に全身全霊を打ち込んでいるのでしょう。このありがたい制度のため仕事に励むつもりです」

朝鮮で子供の健康は国家的な小児医療ケアシステムを通じてしっかりと保護されています。ピョンヤンから地方の末端に至るまで小児医療ケアのための専門科の医療ケアシステムが整然と立てられ、小児医療ケア部門に有能な医師を置いて、医薬品と医療設備が優先的に十分あてがわれています。

ロシア金正淑女性同盟のエレーナ・バビチ委員長*1は、オクリュ小児病院を見て、次のように語りました。

「この小児病院は世界のすべての都市が羨むに値するところです。ここでは子供と親が十分な医療ケアを受けています。病院の設備はハイレベルです。より重要なのは、すべての医療ケアシステムが国中にネットで結ばれていることです。これらすべては朝鮮で人の生命を大事にしていることを見せるものです」

子供が国家が実施する無料治療制と医師担当区域制を通じて、生まれる前から担当医の保護を受け、生まれてからは託児所と幼稚園、学校の医療施設と専門病院でそれぞれの医療ケアと健康管理を受けているのが朝鮮の現実です。それで朝鮮は世界で子供の死亡率が最も低い国のひとつとなっています。子供の健康保護制度は身寄りのない子供にも及んでいます。

まさに子供の健康を保護するため何も惜しまない人民的な施策により、朝鮮の子供は国の大黒柱にすくすくと育っています。

（世界と朝鮮）

※画像は掲載の都合上こちらでサイズを小さくしたり切り分けたりしました。