敗戦を知らない卓球のインストラクター

敗戦を知らない卓球のインストラクター

共和国のソソン区域*1青少年スポーツ学校の卓球のインストラクター、キム・チャンスクさん。キムさんは青少年スポーツ学校の女子卓球では敗戦を知らない女性です。

昨年の全国青少年スポーツ学校スポーツ競技大会女子卓球でも受け持ちの選手たちが好成績を収めました。キムさんは昨年、行われた第18回全国スポーツ科学技術の成果の展示会でも一等賞を貰いました。

キムさんが出品したのはプログラムが導入された青少年卓球選手のボール捌きの測定機器。返球の時のボールの位置を判定し、点数をつけてトレーニングの過程を評価し、対策を立てるようにするものです。簡単に見えますが、この機器を使えば高いレベルの選手はもとより、ファンの卓球技術を高めるのにも効果的なので大勢の人が求めています。

キムさんが研究をし始めたのは9年前から。卓球のインストラクターに配置された時、キムさんはこの先2年のうちに必ず全国青少年スポーツ学校スポーツ競技大会で優勝する目標を掲げました。

しかし、トレーニングを始めて、すぐ、発展する現実にふさわしく科学技術を追いつかせないことには、目標も欲望に終わると言うことに気づきました。スポーツの科学化にスポーツ技術の飛躍的な発展があることを自覚したキムさんは卓球技術を高められる機器を製作することを決心しました。

最初に作られたのが一人一人の反応速度を測る反応速度の測定器でした。手間隙をかけたこの測定器は展示会で高く評価され、基礎的な技術の動作を早く、そして正確に会得させるのに大いに役立ちました。

キムさんはおごることなくトレンドに合わせて測定機器を新しいものに改めていきました。誰かにさせられ、名誉を望んでのことではありませんでした。

教育者の良心から後進の育成を義務、本分と見なしているキムさんなので難題解決のため夜を明かして技術書を読み漁り、ひとつの資料、ひとつの部品のため遠いところにも喜んで発ちました。

努力の甲斐あって機器は展示会で高く評価され、選手たちの技術はめきめきと上がりました。その過程にキムさんは青少年スポーツ学校の女子卓球では一番成績の良いインストラクターに認められ、門下生の中からも前途が嘱望される後進が多く排出しました。

キムさんに言わせますと、いつも優勝する秘訣は科学を重視し、それをトレーニングに徹底させたことでした。

トレンドにあわせてスポーツを科学化する時、有能な後進を育てることが出来る、と言うことを実践で示しているキム・チャンスクさん、キムさんは抱負を持ってさらにハッスルしています。