放射線医学を発展させる

放射線医学を発展させる

共和国では人々の健康を増進させるための科学研究が活発に行われています。国の医学技術を発展させるための科学研究機関として医学科学院放射線医学研究所もあります。

研究所は放射性同位元素を利用して人々の生命と健康を増進させる政府の決定によってチュチェ55年、1966年1月に設立されました。

医学科学院放射線医学研究所のリ・ソンジュン所長のお話を聞いてみましょう。

「研究所では放射性同位元素と放射線を利用して癌をはじめいろいろな病気を診断し、その治療方法を研究するのを使命としています。これまで研究所では各種癌の診断と治療方法の研究で少なからぬ成果を収め、人々の健康を増進させる上に大いに寄与しました」

研究所には原子物理学の発展とともに人工放射性同位元素が開発されたので放射線医学の独自の研究分野として発展した研究室を始めいくつかの部門別研究室があります。

研究者たちは放射線による被害の防止と汚染除去、その利用を始め、色々なテーマを専門的に研究して多くの成果を収めました。研究所では人体の臓器と組織の機能と形に対する情報に基づいて放射線による色々な病気の診断と治療の方法を新世紀にふさわしく発展させてきました。

特にイットリウム元素を利用した癌の診断と治療で少なからぬ成果を収めました。もちろん、その研究の道は平坦ではなく難題にぶつかるときも多々ありました。しかし、研究者たちは助け合い導きあいながら、知恵と情熱を合わせて頭頸部腫瘍、肝臓癌などの治療で成果を収めました。

研究室のリ・グァンソン主任はこう話しています。

「これまでの成果を踏まえて今後とも原発性肝臓癌をはじめ色々な癌の治療方法をさらに完成させるつもりです。それで党中央委員会3月総会で示された路線にのっとり、国の医学科学の発展に役立ちたいです」